ウイリアムズFW43B、そのスポンサーロゴの少なさはチームの明るい未来を暗示している?
ウイリアムズのヨースト・カピトCEOは、新車『FW43B』のスポンサーロゴの少なさについて説明。オーナーであるドリルトン・キャピタルから全面的な支援を受けているため、チームのブランドを犠牲にしてまで“スポンサーマネーを搾り取る”ことはしないと語った。
写真:: Williams
先日、2021年マシン『FW43B』を発表したウイリアムズ。そのFW43Bは印象的なカラーリングで目を引くものであったが、いくつかのスポンサーロゴはサイズが縮小されており、エンジンカウル部分などを中心に多くの“余白”が目立っていた。
しかしウイリアムズのCEOであるヨースト・カピトによると、これは意図的なものであったという。彼はチームがどのようにして独自のアイデンティティを強化し、新オーナーであるドリルトン・キャピタルの関与を示したかったのかについて説明した。
「これは我々の新たな方向性と長期的な野心を示すものであり、ウイリアムズのブランドが今後の焦点となることを示している」とカピトCEOは語る。
「ウイリアムズ・レーシングはF1、もっと言えば世界のモータースポーツにおいて最も著名な名前のひとつだ。そして我々も、その名前が価値のあるものであると考えている」
「今後数ヵ月の間に、長期的な観点でどのようにしてウイリアムズブランドに投資し、発展させていくのかについて見てもらうことになるだろう」
「これはドリルトンの全面的なバックアップを受けてのアプローチであり、スポンサーマネーを搾り取ることよりも優先される。我々は自分たちとビジョンを共有できるブランドとパートナーを組む」
「新たなオーナーシップと進行中の戦略は、我々と契約しているパートナーたちや交渉中のパートナーたちを既に惹きつけている」
「何かをお知らせするにはまだ早過ぎるが、近い内にいくつか発表があるだろう」
米国の投資ファンドであるドリルトン・キャピタルは、昨年夏にウイリアムズの買収を完了。チームに資金を投入し、財政状況を好転させることに貢献した。
ウイリアムズは2018年以来、3シーズン連続でコンストラクターズランキング最下位となっている。しかし2020年はジョージ・ラッセルが度々予選Q2に進出するなど上昇の兆しを見せており、2021年シーズンに向けての後押しとなっている。
カピトCEOは、ウイリアムズの今後の展開に向けてドリルトン・キャピタルが既に全面的なサポートをしてくれていると説明し、その支援は予想以上のものだと語った。
「ドリルトンはオーナーシップを獲得して以来、既に大量の投資をしている。そしてそれは今も続いている」
「我々が潜在的なパフォーマンス改善策を思いついた場合、我々はドリルトンから全面的なサポートを受けることができる。これは間違いなく素晴らしいことだ」
「これは私がこの役割を引き受けた時に予想していたものよりも、はるかに素晴らしい。我々が改善できる可能性のある分野は非常に多いと認識している」
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