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メルセデスF1代表「2019年は“ニキを失った”年」偉大な功績も、親友の死には敵わない

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メルセデスF1代表「2019年は“ニキを失った”年」偉大な功績も、親友の死には敵わない
執筆:
2019/12/26 8:01

メルセデスF1チームの代表を務めるトト・ウルフは、2019年シーズンを振り返ると、ニキ・ラウダが死去した後のモナコGPが“決定的な”1日だったと語った。

 2019年のF1において、6年連続のコンストラクターズタイトル獲得という偉業を成し遂げたメルセデス。さらにドライバーのルイス・ハミルトンが自身6度目のタイトルを獲得するなど、これ以上ない結果を手にした。

 しかし、メルセデスにとって順風満帆な、穏やかなシーズンとはならなかった。

 2019年5月20日、3度のF1チャンピオンであり、そしてメルセデスF1のノンエグゼクティブチェアマンを務めていたニキ・ラウダが死去したのだ。彼は近年健康問題に直面しており、2018年8月には肺移植の手術を受け入院していた。ラウダは入院直前までチームに帯同。術後も復帰を目指していたが、それは叶わなかった。

 メルセデスF1チーム代表のトト・ウルフは、ラウダの死がチームに大きな影響を及ぼしたと明かし、2019年は困難な年だったと記憶されるだろうと語った。

「最も決定的だった日は、言うまでもなくニキが逝去し、モナコでレースをした日だった。それはチームにとって非常に難しいことだった」

 メルセデスが公開したシーズンを振り返る映像の中で、チームにとって決定的だった瞬間について、ウルフはそう話した。

 メルセデスはラウダへ敬意を表し、モナコGPではマシンに特別カラーリングを施した。ハミルトンも、ラウダが使用していたデザインのヘルメットを身に着けて優勝を果たし、マシンにペイントされた“追悼のレッドスター”はその後もシーズンを通じて残された。

「確かに、チームは前人未到の6年連続のコンストラクターズチャンピオンを勝ち取った」

「だが私個人としても、そしてチームの多くのスタッフにとっても、ニキの死はシーズンで最も大きな出来事だったよ」

「彼については毎日想いを巡らせるが、彼がチームのどこにもいないというのは、現実のように感じられない」

「だから私達にとって、2019年は(偉業を達成した年などではなく)“ニキを失った年”ということになるのだろう」

 ウルフは2013年にメルセデスへ加入する前のウイリアムズ在籍時代から、ラウダと共にレースへと臨んでいた。

「ニキと私は、多くの季節を共にし、本当に親しくなった。そして最終的に、彼は恐らく私にとって最も親密な友となり、熱く語り合う仲となっていた」

「彼と一緒にレースへ向かう“旅の手順”が恋しいよ。彼は打てば響く話し相手で……チーム内外のことについて話すための安全な場所を探す必要があったんだ」

「とはいえ、『彼が居なくて寂しい』と思ったイベントはひとつもない。単に友人がどこにもいない、というだけなんだ」

「ただ、間違いなく私達に大きな影響を与えたよ」

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー Toto Wolff
執筆者 Scott Mitchell