F1 Audi F1 presentation

メルセデス代表、アウディとポルシェのF1新規参戦を歓迎「F1はもっとタフなスポーツになる」

メルセデスのトト・ウルフ代表は、フォルクスワーゲン・グループ傘下のアウディとポルシェのF1参戦により、「このスポーツがよりタフになる」と2ブランドを歓迎している。

Stefano Domenicali, CEO, Formula 1, with Mohammed bin Sulayem, President, FIA, Markus Duesmann, Chairman of the Board of Management of Audi AG, Oliver Hoffmann, Head of Technical Development at Audi Sport GmbH showcase the new Audi Sport F1 concept car Stefano Domenicali, CEO, Formula 1, with Mohammed bin Sulayem, President, FIA, Markus Duesmann, Chairman of the Board of Management of Audi AG, Oliver Hoffmann, Head of Technical Development at Audi Sport GmbH showcase the new Audi Sport F1 concept car

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のアウディとポルシェのF1新規参戦を歓迎している。

 アウディはベルギーGPの金曜日の朝、次世代パワーユニット(PU)が導入される2026年シーズンからPUマニュファクチャラーとしてF1に参戦することを正式発表している。

 アウディはドイツ・ノイブルクのファクトリーでPU開発・製造を行ない、ザウバーを買収、もしくは提携を結んでF1に参戦すると見られている。ザウバーと現在のパートナーであるアルファロメオとの契約は、2023年末に解消されることが決まっている。

 一方で、ポルシェはレッドブル・レーシングと提携を結ぶ形で2026年からF1に加わるとされている。こちらは新設のレッドブル・パワートレインズとポルシェが手を組み、アウディとは異なるPUを開発・製造していくと見られている。

 ポルシェとレッドブルは提携の正式発表を行なっていないものの、パドックでは”公然の秘密”として話が進められている。

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 ウルフは、メルセデスがフォーミュラEでアウディとポルシェと対峙したこともあり、両ブランドのF1参戦を歓迎している。

「素晴らしいことだ」

 ウルフはアウディの加入発表に関してそう語った。

「自動車メーカーや、自動車以外の分野で最高のブランドがF1に参加してきたことを見ると、このスポーツの強さが分かると思う」

「スポーツや我々にとっても、世界最高峰の自動車メーカーがライバルになることは素晴らしいことだ」

「F1は自動車メーカーにとって世界で最も過酷なスポーツだ。これまでも、そしてこれから先もそうだった。彼らが来ることで、さらにタフなモノになるだろう」

Stefano Domenicali, CEO, Formula 1, with Mohammed bin Sulayem, President, FIA, Oliver Hoffmann, Head of Technical Development at Audi Sport GmbH, Markus Duesmann, Chairman of the Board of Management of Audi AG showcase the new Audi Sport F1 concept car

Stefano Domenicali, CEO, Formula 1, with Mohammed bin Sulayem, President, FIA, Oliver Hoffmann, Head of Technical Development at Audi Sport GmbH, Markus Duesmann, Chairman of the Board of Management of Audi AG showcase the new Audi Sport F1 concept car

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 ウルフは、同じグループながらもアウディとポルシェがそれぞれ独自のPU開発を行なっていくアプローチに理解を示している。

「ひとつはスイスにある完全に統合されたワークスチーム、もうひとつは世界最高のF1チームと手を組んでいるのだから、賭けに出ているのだと思う。この二本槍戦略は、私も理解できる」

 以前VWのWRCプログラムを率いていた経歴を持つウイリアムズのヨースト・カピト代表は、アウディの参戦はF1の強さを証明していると語った。

「VWのような自動車メーカーが参入することは、F1にとって本当に重要なことだと思う」

「これは他の全てのメーカーにとってのサインであり、F1の重要性とここ数年の歩みを示している」

「数年前までは問題外だったが、今ではふたつのメーカー、それもVWグループからふたつのブランド……アウディが確定し、ポルシェも確定する可能性が高い。だからF1にとっては、素晴らしいことだと思う」

「アウディはどこでも成功を収めてきたと思う。そして彼らがプログラムを実行するのなら、彼らは真剣に行なう。遅かれ早かれ(頂点に)到達すると確信している。これについては何の疑いも持っていない」

 
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