欧州を襲う新型コロナ流行第2波。メルセデス代表「F1も適応する必要がある」

メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、新型コロナウイルス感染拡大の第2波に悩まされている状況が、チームにとって様々なことを”複雑”にしているため、F1は今後数週間以内に適応しなければならないだろうと考えている。

欧州を襲う新型コロナ流行第2波。メルセデス代表「F1も適応する必要がある」

 新型コロナウイルスの感染第2波が、ヨーロッパを襲っている。これに伴い、各国で再度ロックダウンなどの対策が実施されており、渡航制限も改めて強化され始めている。

 F1もこの影響を大きく受けている。先週末のポルトガルGPでは観戦客数を減らし、さらに今週末のエミリア・ロマーニャGPは、当初多くの観客を入場させる予定だったが、開催直前になって完全に無観客のイベントと変更された。

 エミリア・ロマーニャGPが終わると、今季のF1はトルコGPと中東3連戦の合計4レースが残るのみとなっているが、新型コロナウイルスの感染拡大状況がさらに悪化すれば、これらのレースの開催も危ぶまれる可能性がある。

 ただメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、今週はじめに行なわれたF1委員会の会議で、今シーズンは問題なく最終戦まで終えることができるはずだと、チーム側には伝えられていると明かした。

「事態はますます複雑になっている。そのため、月曜日に行なわれた会議で、その議論がなされた」

 そうウルフ代表は語った。

「我々はソーシャルバブルを作って移動することで、非常にうまくいった。F1でも、感染が確認された事例があったが、それは非常に少ない数だった。我々は、正しい方法で対処したと思う。誰も危険に晒すことなく、サーキットにいくことができると思う」

「しかし、感染者数が増えているという事実を無視することはできない。いくつかの国は国境を閉鎖することになるだろうし、それはF1に明らかに影響を与えるだろう」

「現在、チェイス(キャリー/F1のCEO)から得た情報によれば、全てが前に進んでいるように思える」

「しかし彼も言ったように、感染者数が増えている状況を考えれば、来週何が起きているか分からないし、1ヵ月後にどうなっているかはもっと分からない。だから我々は、状況に適応する必要があると思う」

 F1は今シーズン、数十万回の検査を実施してきたが、陽性が確認された数はごくわずかだ。10月23〜29日の間には4281回の検査を行ない、その間に9人が陽性と判定されている。

 新型コロナウイルスの影響によりドライバーを交代させなければならなかったのは、レーシングポイントのみだ。セルジオ・ペレスは新型コロナウイルスに感染したことで、シルバーストンでの2レースを欠場。チームメイトのランス・ストロールは、体調不良によりアイフェルGPを欠場した後に受けた検査で、感染が確認されている。いずれのグランプリでも、ニコ・ヒュルケンベルグが代役を務め、3レース中2レースで入賞を果たしている。

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