F1 オーストラリアGP

エンタメ的には良いけど……メルセデス代表、F1での”赤旗乱用”に苦言「提示されるタイミングを明確化すべき」

メルセデスF1のトト・ウルフ代表は、F1が赤旗を提示するタイミングをより明確化する必要があると考えている。

Filip Cleeren

Filip Cleeren

編集: 2023/04/06 16:35

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A marshal waves a red flag

 2023年のF1オーストラリアGP決勝ではレース中3度の赤旗が提示され、スタンディングでの再スタートが混乱を呼び、クラッシュするドライバーが続発した。

 こうした結果を受けて、メルセデスAMG F1でチーム代表を務めるトト・ウルフは、赤旗が提示されるタイミングを明確化すべきだと考えている。

 58周のレースでは序盤の7周目、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のクラッシュによって、セーフティカーが出動。レースリーダーのジョージ・ラッセル(メルセデス)はピットロスを最小限に抑えるべく、ピットインを選択してハードタイヤへ交換した。

 しかしピットストップでラッセルが7番手に後退した直後、コース上には赤旗が提示。ピットインしていなかったドライバーは中断中にタイヤを交換することができ、いわゆる”フリーストップ”の機会を得る形となった。

 ラッセルは再スタート後にエンジンブローによってリタイアを喫したが、砂利やデブリを取り除くための1回目の赤旗は「全く不必要だった」と考えている。

 その後、ケビン・マグヌッセン(ハース)がターン2でクラッシュしたことによって、56周目に2回目の赤旗中断。この判断も議論の的となり、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)やランド・ノリス(マクラーレン)など、なぜ赤旗が出されたのか理解ができないドライバーもいた。

 1回目に続いて、2回目の赤旗中断後もスタンディング形式で再スタートが切られることとなった。残り2周というところでの再開だったが、直後のターン1では接触や二次的な交錯が相次ぎ、複数台がリタイア。すぐさま3度目の赤旗が振られた。

 レースはセーフティカー先導でファイナルラップを走り、そのままチェッカーという形で幕を下ろし、結果として20台中8台がリタイアと近年稀に見る大荒れのレースとなった。

 メルセデスのウルフは赤旗後の再開手順に問題はないとしながらも、F1がレースを止める必要があるタイミングと、セーフティカーやバーチャル・セーフティカー(VSC)で解決するのに充分なタイミングをより明確化する必要があると考えている。

「2回とも赤旗が出るとは思わなかった」とウルフは言う。

「(スタンディングでの)再スタートは素晴らしいエンターテイメント要素だと思うよ」

「赤旗がいつ出されるのか、セーフティカーやVSCとは何なのか、今後理解する必要がある。あれらのインシデントでは、どちらかを適用できたと思う」

「VSCやセーフティカーを出そうが、赤旗を出そうが、我々が少しでも計画を立てられるという点で理解できれば問題ない」

「何がVSCの状況で、何がセーフティカー、何が赤旗の必要な状況なのか、みんなで定義してみよう」

 

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