メルセデス“1強”だとしてもファンを減らしていない! 代表のトト・ウルフが断言

メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、近年のF1においてメルセデスが支配的な強さを示している結果、F1の魅力が低下しているという言説を否定している。

メルセデス“1強”だとしてもファンを減らしていない! 代表のトト・ウルフが断言

 2019年、メルセデスF1はルイス・ハミルトンがドライバーズタイトルを勝ち取り、コンストラクターズタイトルと合わせて2冠を達成した。21戦中15レースで勝利するなど、その強さは圧倒的で、F1がパワーユニット時代となった2014年から6年連続のダブルタイトルという偉業を成し遂げた。

 しかしメルセデス1強ともいえるこの状況は、F1の魅力が低下している、といった批判も生むことになった。

 だがメルセデスでチーム代表を務めるトト・ウルフはそうは考えていないようだ。彼は現在もコース上では数多くの魅力的な物語が存在し、昨シーズンのフェラーリやレッドブルとの戦いは、ファンにとってF1を視聴する大きな理由になっていたと主張している。

「メルセデスはチャンピオンシップを6回勝ち取った。これがF1ファンの人々をうんざりさせたと言うことができるだろうか? その中でも依然として予測不可能性や、変動性があったということが重要だ」と、ウルフ代表は言う。

「フェラーリがポールポジションを獲るのか、それともレッドブルなのか、はたまたレースではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が勝つのか……それは週末まで分からなかった」

「世代間のバトルも大きな魅力だ。(フェラーリ/セバスチャン)ベッテルと(シャルル)ルクレール、フェルスタッペン、そしてハミルトン。彼らの戦いは観客を引きつけるものだ」

「私にとって最高のニュースは、F1の観客は成長しており、ファンベースでは若い世代が増加しているというものだ。私としては、我々は本当に良い道を進んでいると思う」

 F1が公開した視聴者数のデータによると、2019年の視聴者数は約19億人以上。2012年以来最も高い数字であり、デジタルチャンネルやソーシャルメディアでの増加も印象的だという。

 ウルフ代表は、F1は有料放送を増やす方向にシフトしている一方で、TV視聴者数の減少というグローバルなトレンドには逆らっていると話す。

「従来のTV放送は縮小していくことが想像できるだろう。しかしF1はそうではない。実際、このスポーツは視聴者の増加している数少ないうちのひとつだ。いくらかの国で有料放送に移行している一方でね」

「2019年を振り返れば、20億に近い視聴者、そして4億人以上のユニークユーザーがいて、グランプリには平均で2000万人以上のライブ視聴者がいるんだ」

「F1はソーシャルメディアで最も急速に成長しているスポーツだ。全てのアメリカのリーグと比較してもね。我々が順調に進んでいることが分かるだろう。(F1オーナーの)リバティはソーシャルメディアを我々に開放することによって、良い仕事をしたんだ」

「こうした視聴者などは、他のスポーツと比較しても巨大なものだ。つまり、F1に対するグローバルな興味は、ここに示されていると言える」

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