新世代マシンに苦しむメルセデス、チーム代表「現状はまったく受け入れられない」ハミルトンは予選Q1敗退
メルセデスのトト・ウルフ代表はチームが厳しい状態となっている現状について、「まったく受け入れられるモノではない」と語った。
F1でコンストラクターズタイトル8連覇という前人未到の偉業を達成したメルセデス。しかし2022年に彼らは一転して苦境に陥っており、チーム代表のトト・ウルフは2013年を思い出すと語っている。
2022年にF1は大きくマシン規定が変化。グラウンドエフェクトを活用したマシンが登場した。メルセデスはこの新規定のマシンW13に、極端に小さなサイドポットを搭載し、世間を賑わせた。
だが開幕戦ではレッドブル、そしてフェラーリに後れを取る走りで、第2戦サウジアラビアGPでもルイス・ハミルトンがQ1敗退を喫するなど、明らかに精彩を欠いた状況に陥っている。
ウルフ代表はメルセデスが厳しい戦いに直面していることを不満に思ってはいないとしつつも、先頭集団に近づく必要があるのは明らかだと、“受け入れられない“現状を認めた。
「私は競争というモノが好きだし、常に競い合いを楽しんできた」と、ウルフ代表は言う。
Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG
Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images
「この8年間、我々は常にではないが、自らのやり方で集団をリードする非常に強力な走りを見せてきた」
「しかし今回は、少し2013年のように感じられる。あの年はレッドブルのスピードについていけなかったし、フェラーリにもそうだったと思う。しかし我々は戦い続けた……それが今の私が感じているコトだ」
「我々は戦わねばならない。我々のパフォーマンスは全く受け入れられないモノだ。我々は3番手だし、今回のようにそうでないときもある。だから、我々に立ち止まるという選択肢は存在しない」
ハミルトンの予選Q1敗退は大きな衝撃を与えている。一方でチームメイトのジョージ・ラッセルはなんとか予選Q3に進み、6番手を確保している。ウルフ代表は現在、マシンのスイートスポットがどこにあるのかを探そうとしていると語った。
「我々はこのクルマのスイートスポットはどこなのか、そのセットアップを探して実験を行なっていた。ルイスはその点で少し大胆だった」
「結果として、基本的に彼はリヤエンドに関して自信を失っており、こうした大きなタイム差を生むことになった」
メルセデスにとって、ポーパシングが最大の頭痛の種となっている。しかし問題がそれだけではないことはチームも承知しており、重量過多のマシンや、十分に空気抵抗が低いリヤウイングを用意できていないという点も同様に問題となっている。
ウルフ代表は次のように問題点を語っている。
「ルイスとジョージ、ふたりのパフォーマンスに大きな違いはない。しかし、このクルマはセットアップが非常に難しい。そのためQ1を敗退するか、Q3まで進めるかといった大きな影響があったんだ」
「低ドラッグのリヤウイングを持ち込み、ガーニー(フラップ)も取り外した。しかし依然としてマシンのドラッグを減らすには十分ではなかった」
「しかし全体として、それが単独の問題だというわけではない。クルマには、機能していないパーツや、我々が理解できていないパーツ、十分なパフォーマンスを発揮していないパーツがたくさんあるんだ。これは我々がこのクルマに期待しているようなパフォーマンスではない」
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