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メルセデスの”支配”はいつまで続く? ウルフ代表「毎年、自分たちのパフォーマンスを疑っている」

メルセデスのトト・ウルフ代表は、チームは2021年も成功できるとは確信できておらず、常に懐疑的な考え方をしていると語った。

Toto Wolff, Executive Director (Business), Mercedes AMG, on the pit wall

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 メルセデスは、F1に現行のパワーユニット(PU)レギュレーションが導入された2014年以来、図抜けた強さを誇っており、2020年シーズンも17戦中13レースで勝利するなど、ライバルたちを圧倒した。

 フェラーリのパフォーマンスが大きく落ち込んだ他、レッドブルがシーズン序盤に空力面での問題を抱えたこともあって、チーム代表のトト・ウルフはそのアドバンテージの大きさに驚いたという。

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 しかしウルフはmotorsport.comの独占インタビューで、チームの”偏執的”な考え方が継続的な成功の鍵であり、メルセデスによる支配がすぐにでも終わるのではないかと恐れていると語った。

「毎年、自分たちのパフォーマンスには驚いている。なぜなら、我々はもともと懐疑的な人間だからだ」

「我々は自分たちで設定した目標に対して気を抜いていない。そして常にそれには少し及んでいないんだ」

「その点では、集団を抜け出して自分たちが良い位置にいることが分かった時は、みんなが嬉しい驚きを感じる。しかし、自分たちのパフォーマンスレベルに対する懐疑的な見方や悲観的な見方は、どのシーズンでも自らを悩ませ続ける」

「我々はここで褒め言葉を求めているわけではない。だから、自分たちが成し遂げるまで確信はできないんだ。単に、それが我々の態度なんだ」

 ウルフは、レッドブルやフェラーリといった非常に強力なライバルたちが、なぜここ数年、タイトル挑戦に向けて十分な力を発揮できていないのかについては、答えはないと語った。

「我々はライバルたちを尊敬しているし、それらのチームの人々をとても尊敬している」

「パドックで彼らを見ていると、我々が全力を尽くしているのと同じように、彼らがすべてを捧げていることが分かるんだ」

「他の組織のことを本当に知っているわけではない。だからこそ、自分たちの弱点がどこにあるのか、自分たちの長所がどこにあるのかをピンポイントで指摘するのは非常に難しい」

「チームは仕事をするには良い場所であり、楽しい場所でもあるが、自分たちにプレッシャーをかける場所でもある」

「パイプが破裂したり、ダイヤモンドが出来てしまうほど”高圧”なプレッシャーの中で、バランスを取るんだ。これはパワーポイントのプレゼンテーションでは表現できないことだ。毎日、そんな中で生きていかなくちゃいけない」

「(チームは)従業員にとって安全な場所である必要がある。彼らが発言し、間違いを犯し、正しい価値観を持つことができるような場所である必要があるんだ。そしてそれは、時間をかけて築き上げていくモノなんだ」

 フェラーリが強力なPUを備えメルセデスにとって脅威になった2019年のように、時にはスタッフを追い込んでしまうこともあるとウルフは明言した。

「HPP(ハイパフォーマンス・パワートレインズ/メルセデスのPU開発部門)やメルセデスのモータースポーツ組織を見てみると、2020年はパフォーマンスを発揮する上で限界ギリギリの状態だった。予算制限や新型コロナウイルスの影響でリストラが必要となった中で、その影響を受けていた」

「我々は良い環境に身を置き、エネルギーレベルを高く保ち、正しい目標を設定し、目的を見つけて行動するために、あらゆる手段を駆使しなければならない。しかし2020年のように、一筋縄ではいかない年もある」

「HPPは2019年、ベンチマークとしていたフェラーリのPUに追いつこうとして、限界まで追い込まれていた」

「PUに関連するシャシー開発のサポートもあって、ある段階では不健康な領域にまで無理をしていたと言える」

「我々は自分たちを激しく追い込み、冬の間に大きな一歩を踏み出した。我々にそれだけの追い込みをさせた者が沈んでしまったのは、ある意味皮肉な話だ」

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