F1 サウジアラビアGP

犯人探しはやめやめ! 苦戦するメルセデス「特定のエリアを責めないことが、今は重要」

メルセデスのトト・ウルフ代表は、苦しいレースの続いている現状の中でもマシンのある特定のエリアが”悪い”と指摘することはなく、どうやって改善できるかに集中することが大事だと考えている。

Lewis Hamilton, Mercedes W13, Lance Stroll, Aston Martin AMR22, Alex Albon, Williams FW44

 8年連続コンストラクターズタイトル獲得を誇るメルセデスが、2022年の戦いでは苦戦を強いられているただその中でもトト・ウルフ代表は、マシンの特定のエリアを原因として責めることは得策ではないと考えている。

 新世代となったF1マシンに、極小サイドポッドという新たなコンセプトを導入し周囲を驚かせたメルセデス。しかし彼らは実際にレースが始まると、先頭を争うレッドブルとフェラーリに対して後れをとっていることがハッキリと示された。

 開幕戦ではレッドブル勢のダブルリタイアに助けられ、ルイス・ハミルトンが3位を獲得したが、ハミルトンは第2戦サウジアラビアGPでは予選Q1敗退を喫し、決勝でも10位に留まった。

 チームメイトのジョージ・ラッセルは開幕戦4位、第2戦は5位でフィニッシュ。彼はメルセデスの現状について、高速走行時にマシンが上下するポーパシングが解決されれば、問題の99%は解消されるという認識も示している。

“Now we just all have to grab each other by the scruff of the neck and, with all our strength, pull ourselves out of this mess.

“Now we just all have to grab each other by the scruff of the neck and, with all our strength, pull ourselves out of this mess." Toto Wolff

Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images

 一方で、メルセデスの苦戦の原因にパワーユニット(PU)を指摘する声もある。メルセデス製PUを搭載するカスタマーチーム(ウイリアムズ、マクラーレン、アストンマーチン)が、揃って苦戦気味のためだ。

 ただウルフ代表はメルセデスの苦戦について、ある特定の部分に責任を問うのではなく、いかに盛り返していくことに集中するかが大事だと考えている。

「マシンの特定のエリアを責めないことが、今は重要だと思っている」

 ウルフ代表はPUのパフォーマンスについて訊かれると、motorsport.comにそう答えた。

「我々はチームとして全体で活動している。エンジンの”赤字”よりも、全体としてのギャップがあると、私は考えている」

「我々は全ての領域でトップチームに割って入っているだろうか? 答えはノーだ。私はそう思っている。しかし、このエンジンは、チャンピオンシップの8連覇に貢献してくれたことを忘れるべきではない」

「今、我々は互いに肩を組んで、力を合わせてこの混乱から抜け出さなくてはならない」

 開幕2連戦を終え、メルセデスは38ポイントを獲得。ランキング首位のフェラーリにはすでに40ポイント差をつけられており、開幕戦をノーポイントで終えたレッドブルにも、1ポイント差まで詰められている。

 
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