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メルセデス代表、”あるチーム”が予算制限を大幅超過したのは「公然の秘密」違反から得られるモノは多い?

メルセデスのトト・ウルフ代表は、昨シーズン、あるチームが予算制限を大幅に超過していたことはもはや「公然の秘密」になっているという。

Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing, Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 シンガポールGPでは、昨シーズン、アストンマーチンとレッドブルが予算制限レギュレーション違反したというウワサがパドックを騒がせている。

 一方は軽度の超過、もう一方は大幅な超過と言われているが、メルセデスのトト・ウルフ代表は”あるチーム”が予算制限レギュレーションにおいて重度の違反を犯したということは、パドック内では「公然の秘密」だという。

 焦点となっているチームのひとつ、レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、昨シーズンチームは予算上限である1億4500万ドル(約210億円)内で運営されたと示唆。しかし、パドックの関係者が掴んだ情報とは異なるとウルフは語っている。

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「数週間、数ヵ月に渡って調査を受けているのに、クリスチャンがそう言うのはおかしな話だ。もしかしたら、CFO(最高財務責任者)と話をしていないのかもね」

 ウルフはSky Sports F1に対してそう語った。

「実際、全チームが入念な調査を受けている。我々が理解する限りでは、あるチームが手続き上の軽微な違反、あるチームは根本的な重度の超過になったという。それについては、まだ調査が続けられている」

「パドック内では、公然の秘密だよ」

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 ウルフはそう予算制限レギュレーションに違反したチームについて示唆。そしてメルセデスは予算制限レギュレーションによってパフォーマンスが犠牲になり、スタッフを手放すことになったと明かし、如何に制限内でチームを運営することが厳しいかを続けて口にした。予算制限超過に対して寛大な措置が取られた場合、メルセデスとしては歯痒い思いをすることとなるという意図だろう。

「ヘビー級だよ。かなりのヘビー級だ」とウルフは言う。

「我々は使い古したパーツを使っている。中古パーツを使って、走らせたいと思うモノで走れず、開発できるモノを開発していないのだ」

「40人以上のスタッフを解雇した。彼らが我々の組織の元を去る羽目になったことを、申し訳なく思っている。制限をクリアするためのこの人員削減は、本当に難しいプロジェクトだった。上限以下にするために、何千万ドルの再編成を行なわなければならなかったことか」

「しかし仮に誰にもそうしなかったり、限界値を押し広げようとすれば、100万ドルごとに大きな不利益を被ることになる」

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG, Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing, arm wrestle over the trophy on the grid

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG, Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing, arm wrestle over the trophy on the grid

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 FIAは予算制限レギュレーションに適合したチームに遵守証明書を10月5日に発行するとしており、査定が完了するまでは裁定を下さないとしている。

「FIAは現在、全F1チームから提出された2021年の財務データの査定を終えた段階だ。予算レギュレーション違反の疑いがある場合は、レギュレーションに定められた通りの正式なプロセスに従い、追って対処される」

「FIAは、この件に関して重大かつ根拠の無い憶測や推測があることを認識している。査定は進行中であり、外部の議論を考慮することなく正しい手続きを踏むことを改めて強調したい」

 仮にウワサ通り、2チームが昨シーズンの予算制限を超過していた場合、違反内容に応じた罰則が科されることになる。ただ、現在取り沙汰されているのは2021年シーズンの予算制限ではあるものの、レッドブルが昨年超過していた場合はそこから得た恩恵が2023年まで続くとウルフは考えている。

「決定的なのは、2021年にオーバーしていた場合は、2022年にも引き継がれるということだ。つまり2023年もその恩恵は続くのだ」

 そうウルフは言う。

「仮に彼ら(レッドブル)が今年、軽量シャシーのホモロゲーションを取得した場合、来年も彼らはそれを使うかもしれない。3シーズン全てに影響が出るという連鎖的な展開なのだ」

 
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