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F1参入の初期費用は1100億円以上? アンドレッティは資金力を示す必要があるとメルセデス代表……他チームも歓迎

メルセデスのトト・ウルフ代表は、アンドレッティ・オートスポートがF1参戦を果たすには、F1チームを維持するだけの資金力を示す必要があると考えており、新チームがF1でまともに戦うには1150億円程度が必要になると語った。

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 メルセデスでチーム代表を務めるトト・ウルフは、アンドレッティ・オートスポートにはF1チームを維持するにはそれなりの資金力を示す必要を示す必要があると語っている。

 昨年、アルファロメオ・ザウバーの買収に失敗しF1参戦計画が頓挫していたアンドレッティが、2024年の参戦に向けてFIAと交渉を進めていることが明らかになった。

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 F1のシリーズ運営や協業的な取り決めを定めているコンコルド協定の最新版では、新たに参戦を行なうF1チームは供託金として2億ドル(約230億円)を支払う必要がある。この規定は、既存チームの潜在的な収入減を補う“希薄化防止策”として考案されたもので、グランプリの競技レベル維持にも寄与している。

 ウルフは、インディカー・シリーズやフォーミュラEなどに参戦しアメリカ市場で大きな影響力を持つアンドレッティの参入がF1にもたらす潜在的価値を認識した上で、財政面などで新チームが満たさなくてはならない要件を強調した。

「アンドレッティという名前が挙がっているのは確かだ」とウルフは言う。

「そしてアメリカ市場は重要だ。しかし、参入するチームは魅力的で……(F1の)付加価値を高めなくてはならない」

「ただ単に2億ドルの供託金を払うだけじゃなく、他チームやF1、FIAのために何ができるのかを示す必要があると私は考えている。そうしてこそ、このスポーツは発展していくのだ」

「我々F1は絶対的な頂点であり、チャンピオンズリーグやNFLみたいなモノだ。シリーズの再分配は目指すところではないし、そうなってはならない。F1やFIAの意図するところでもない」

「しかしもし、ちゃんとしたブランドが優秀な人材と必要になる資金……2億ドルだけでなく、このクラブで最初から“踊る”ために必要な10億ドル(約1149億円)以上を用意できれば、歓迎しない理由はないだろう?」

 また、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表も、アンドレッティがグリッドに並ぶためにはチームを継続するだけの信頼性を証明する必要があるという点でウルフに同意している。

「F1へ参入したいと人々が関心を持つのは素晴らしいことだと思う」とホーナーは言う。

「アンドレッティという名前は、モータースポーツ界においては強力な名前だ。そしてもちろん、参入すると騒いでいるのは彼らだけではない」

Michael Andretti, Mario Andretti, and Zak Brown, Executive Director, McLaren

Michael Andretti, Mario Andretti, and Zak Brown, Executive Director, McLaren

Photo by: Steven Tee / Motorsport Images

「しかし、コンコルド協定による明確な基準があり、それを満たし、承認される必要がある」

「彼らはこのプロセスを進めていると確信している。もちろん、この協定は既存の10チームを守るためのモノで、チームの存在感を薄めるためのモノではない。つまり、慎重に検討する必要があるんだ」

 アルファタウリのフランツ・トスト代表も、アンドレッティの参入が許されれば歓迎すると語った。

「最終的にはFIAとFOMが決定することだ」とトストは言う。

「仮にマイケルが新しいチームと一緒にF1へ来ることを望み、全ての要素が揃い、チームの要求も受け入れるのなら、答えはイエスだ。できないのであれば、答えはノーだ」

 そしてマクラーレンのアンドレアス・代表は、グリッドの定員である12グリッドが埋まってしまう可能性があることを考えると、参入は早めに行なった方が良いと示唆している。

 F1では、参加できるチーム数は12に制限されており、仮に上限に達した場合は既存のチームを買収することが唯一の選択肢となり、F1の舞台で最大限ブランドをアピールすることが難しくなるからだ。

「我々としては、アンドレッティチームとアンドレッティという名前、そしてアメリカでF1のさらなる発展に貢献できるアメリカのチームを歓迎したい」とザイドルは言う。

「チームが増えれば、若手ドライバーがF1に乗る機会も増えることになると思う」

「そして最終的に最大数の12チームになれば、我々のチームの参戦価値もさらに高まることになるだろう。我々は、ぜひ彼らと戦いたい」

 
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