メルセデス代表、Netflix『Drive to Survive』継続に満足「F1に新たな次元をもたらした」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、NetflixのF1ドキュメンタリー番組『Drive to Survive』の2シーズン継続に満足しており、現行のフォーマットを変更する理由はないと語った。
F1第5戦マイアミGPに先立ち、F1はNetflixのドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive』のシーズン5、シーズン6の制作決定を発表。メルセデスでチーム代表を務めるトト・ウルフは、この人気を博するシリーズの継続を喜んでいる。
Drive to Surviveは、2019年にシーズン1が配信されて以降大きな成功を収めている。今年3月に公開されたシーズン4は、配信開始後に世界33ヵ国で「最も見られている作品」となり、シーズン3の再生数を上回る勢いだ。
とは言え、皆がこのDrive to Surviveを手放しで喜んでいる訳ではない。特にF1現チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、意図的な編集を嫌い、この作品への撮影協力を拒んでいる。
シーズン5と続くシーズン6の制作決定を受け、ウルフ代表はDrive to Surviveのフォーマットは「本当に上手く機能している」と考え、継続的に再生数は増えているためフォーマット変更は必要ないと語った。
「全てのシーズンが、その前のシーズンよりも力強くなっている」
ウルフは木曜日にマイアミで行なわれたIWC公式チームウォッチ発表会でそう語った。
「視聴者は今では、誰がどんな人なのか、キャストを知るようになった。ある意味、映画を見ているようなモノだと思う」
「ただ今のところ、変更を加える必要はないと思う」
Toto Wolff, Executive Director (Business), Mercedes AMG and Jean Michel Tibi, FOM Cameraman
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
Drive to Surviveは、1シーズン当たり10つのエピソードで構成されており、ドライバーやチーム、F1の最前線で活躍する人々のキャラクターに焦点が当てられている。
このシリーズは特にアメリカ市場を中心に大きな反響を呼び、今季はマイアミがオースティンに続いてカレンダー入り。2023年からはラスベガスでグランプリが開催されることとなった。
ウルフはF1人気の核はコース上で展開されるレースであり続けるとした上で、Netflixのような新しいメディアが新たなファンを呼び込み、スポーツの成長を後押しすると考えている。
「誰が表彰台に上がるかという結果だけでなく、このスポーツに新たな次元をもたらした」とウルフは続ける。
「2〜3人のドライバーだけでなく、このスポーツに関わる幅広いグループを知ってもらえるようになったのだ」
「だからこの継続には満足している。とは言え、我々はコース上で素晴らしい仕事を続ける必要があるし、昨年同様に、素晴らしいショーを提供しなくてはならない。良い物語とNetflixでの成功には、正しい材料が必要なのだ」
「私の知る限り、我々(のシリーズ)は数週間に渡り全世界のナンバーワンだったようだ」
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