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メルセデスのウルフ代表「ハミルトンのピットが遅れたのは自分の責任」

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メルセデスのウルフ代表「ハミルトンのピットが遅れたのは自分の責任」
執筆:
2018/10/01 6:28

メルセデスのウルフ代表は、チームがロシアGP決勝で遭遇した複雑な状況について、責任は自分にあると語った。

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、チームがロシアGP決勝で直面した複雑な状況を引き起こす誘因となったルイス・ハミルトンのピットタイミングが遅れたことについて、責任は自分にあると語った。

 ウルフは、重要なタイミングでチーフストラテジストのジェームス・ボウルズの邪魔をしてしまい、それがルイス・ハミルトンのピットインが1周遅れる原因となってしまったのだという。

 ロシアGP予選でフェラーリを圧倒し、フロントロウを独占したメルセデス。決勝もポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタスがトップをキープし、ルイス・ハミルトンが2番手に続いた。3番手にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を従えながらも順調にレースを進めていた。

 しかしピットインをきっかけに流れが変わってしまう。12周目にピットインしたボッタスは無事に作業を済ませ、ベッテルも次の周にピットを終えるが、ハミルトンはコースに留まった。

 結局、ハミルトンはボッタスから2周遅れでピットインを行い、コースに復帰。しかしその横をベッテルが駆け抜け、アンダーカットを許してしまう結果となった。

 ウルフはその時、ボウルズに可能性のあるシナリオについて話していたのだという。その会話が行われている間にハミルトンはステイアウト。チームから、ハミルトンとは反対のことをするよう言われていたベッテルはピットに飛び込んだわけだ。

 ウルフは、スタート時から装着していたタイヤのパフォーマンスがピークを過ぎる前の、13周終わりでピットに入れるべきだったと認めた。

「我々はピットストップの指示に関して、すっかり混乱してしまっていた」

「最初にボッタスをピットに呼んだタイミングは正しく、ポジションを守れた。しかしルイスは1ラップ遅すぎた」

「それは私の責任だ。私はジェームスが指示を出すべきタイミングで、彼と話をしていた。そしてそれが、彼(ルイス)のピットインが1周遅れ、ポジションを失った理由だ」

「我々が何をすべきか考え、ジェームスと意見交換をしているうちにピットストップが遅れてしまったのだ」

 ベッテルに先行されたハミルトンだったが、すぐさまオーバーテイクを仕掛け、ポジションを自力で取り戻した。しかしこれでタイヤにブリスターが発生してしまい、それがボッタスとハミルトンのポジションを入れ替えるチームオーダーを誘発する結果となった。

「ルイスは、セバスチャンをオーバーテイクするために、激しく攻めなければならなかった。素晴らしい動きだったが、タイヤにブリスターが起きてしまった。前を走るバルテリはタイヤを管理していたが、ルイスはリヤタイヤにブリスターを抱えながら、セバスチャンに迫られていた」

 そうウルフはレースを振り返った。

「その時点で、ふたつの結果があり得た。最善のケースはその状況のままレースを終え、ルイスが2位、バルテリが勝つことだった。最悪なのはブリスターが最後まで消えず、タイヤをマネジメントする中でルイスがセバスチャンに追い越されてしまうことだ」

「それが、バルテリをふたりの間に入れるという決断をした理由だ。合理的に考えて正しい決断だったが、我々の持つスポーツ精神は”No”だと言っている」

 ウルフはブリスターがより悪化することで、ベッテルに負けるだけでなく、さらに悪い結果となっていたかもしれないと付け加えた。

「我々はスパでそういうことがあり、追加でピットストップする必要があった。モンツァではフェラーリが酷いブリスターに見舞われ、もう一度ピットに入っていた」

「今回ルイスが再びピットインし、6位ないしは7位でレースを終えなければならないシナリオを想像してみてほしい。それが、我々がチームオーダーを出した時にかかっていたプレッシャーだ」

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シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper