【F1】ハース「マグヌッセンが"批難"されていた理由がわからない」
ハースのチーム代表であるシュタイナーは、マグヌッセンがこれまで所属していたチームに批判されていたことに対し反論を述べた。










ケビン・マグヌッセンは昨年末にルノーを離脱し、ハースに加入した。その際、ルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビデブールは、仏メディアに対し「マグヌッセンは規律が欠けており、目標を達成することができないドライバーだ」とコメントしている。
ルノーと2014年シーズンにマグヌッセンが所属していたマクラーレンによると、チームは彼の仕事に対する倫理感に不信を覚えていたという。しかし当人のマグヌッセンは、所属していたチームに対し、ネガティブな印象を与えた覚えはないと主張している。
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、シーズン前半でマグヌッセンがそのような様子を見せることはなかったと証言し、数年契約でハースに加入したマグヌッセンの”潔白”を主張した。
「批判されるに等しい行動を彼がしているのを見たことがないため、どうしてそのような批難がでてきたのかが理解できない」
「今、ケビンにはトレーナーが付いている。人生のあらゆる面で彼を手助けする非常に優秀な男だ」
「3年前のケビンを知らないため、私には何も言うことはできないが、今のケビンは努力や何かが欠如しているようにはみえない」
「彼は他と違ってかなり内向的だ。しかし、私は他人の人格を変えたいとは思っていない。それが彼の人格なのだ。そして彼はちゃんと仕事をこなしている。彼が外交的な人間かと言われたらそうではないが、そんなことは問題にはならない」
「彼が仕事をしている限り、チームにとって非常にポジティブだ。彼のフィードバックも活かされている」
調和のとれたチーム
今季の夏休み前の時点で、マグヌッセンは11ポイントを獲得した。これは昨シーズン全体で獲得したポイント数をすでに上回っている。
マグヌッセンはハースに所属していて快適だと語り、”責任を押し付け合う”文化のないチームで楽しく働けていると明かした。
「とても居心地がいいよ」
「チーム全体が僕をサポートしてくれるのは本当に素晴らしい。ドライバーにとって最高の環境だよ」
「(これまで所属していたチームで)僕はエンジニアやマネジメントたちとの間で多くのいさかいを経験してきた」
「その一方、ハースのスタッフは誰とでもうまく調和することができていると思う。互いに争うこともなく、みんなが同じことをしている」
「全員が一丸となり、責任を押し付け合うことがないチームは良いと思う」
「問題が発生した時、チームは責任を押し付け合うことに時間を割いたりしない。僕たちは解決策を導き出すのに時間を使うんだ」
「みんながお互いを信用しあっていることで、チームに対し大きな信頼が生まれている」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ケビン マグヌッセン |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Lawrence Barretto |