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GPDA会長ブルツ、ドライバーの声を代弁「みんな無観客レースを受け入れている」

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GPDA会長ブルツ、ドライバーの声を代弁「みんな無観客レースを受け入れている」
執筆:
2020/05/24 2:56

GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長であるアレクサンダー・ブルツは、GPDAがF1を無観客レースで再開させるための準備に全面的にサポートしていると語った。

 元F1ドライバーであり、現在はGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長を務めているアレクサンダー・ブルツ。彼は1994年サンマリノGPで起きた悲劇以降、F1が常に安全性を重視していると主張し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために無観客レースを行なうという案を支持している。

 オーストリア人であるブルツは、母国オーストリアで7月に予定されているF1レースを最小限のリスクで行なう方法についてF1やFIAと話し合っており、あらゆる面で安全が確保されていることを確認するのは素晴らしいことだと語った。

「そこでは交渉をしていたわけではない」とブルツは言う。

「我々が出来るだけ早く、安全にレースを再開するための正しい頭の使い方について、少し話し合いをしていたんだ。

「イモラで起きたセナとラッツェンバーガーの事故以来、モーターレーシングは信じられないほど安全な産業になった。我々は毎日限界まで攻めて走っているのにだ」

「メカニックからチーム代表、オフィシャルに至るまで、モータースポーツに関わる全ての人たちが非常に厳格な安全手順に守られている」

「それはこれまで30〜40年に渡って素晴らしい働きをしてきた。ジャッキー・スチュワート卿は安全性に関する全てのアイデアの先駆者で、パフォーマンスを妥協することなく極めて安全になった」

「実際にFIAやF1、ドライバーやそれに関わる全ての利害関係者が、参加者全員の安全を確保するためにシステマチックにプロセスを実行していることが確認できた。それは素晴らしいことだ」

 ブルツは今季F1レースを行なう国について、イベントを開催することによって地域の医療システムに影響が出ないような国に限定する必要があると強調した。

「我々は(新型コロナウイルスの)危機が深刻で、医療システムのキャパシティが十分でない国に行くつもりはない。それはジャン・トッド(FIA会長)もチェイス・キャリー(F1会長)も明らかにしていることだ」

「私はオーストリア人だが、オーストリアの場合、十分なキャパシティがあることを知っている。症例が少なく、非常に幸運な国だったと言えるだろう。レッドブルリンクの医療空間、緊急部隊においても問題はない」

「それから、この業界と開催国の間でウイルスを絶対に媒介させてはならない。我々の国のサーキットでは、ウイルスへの感染リスクを最小限に抑えるために互いに距離をとる必要がある」

 ブルツはまた、ドライバーたちは観客の前でレースをしたいのは間違いないとしながらも、このスポーツのために妥協をすることが必要であると理解もしていると語った。

「私も含め、ドライバーやモータースポーツに関わる人たちで“ゴーストレース”が好きな人はひとりとしていないだろう。我々はファンと感情を共に共有しているんだ」

「サッカーの試合や陸上競技ではスタジアムが用いられるが、我々のレーストラックにも10万人規模の観客が訪れ、その素晴らしいイベントを共有する。(観客がいるといないとでは)感じ方に大きな違いがあるだろう」

「しかしながら、私が話をしたドライバーの中で、それ(無観客レース)をしたくないと言った者は誰もいなかったし、それ(観客を入れたレース)は間違ったことだと感じていた」

「我々はこの業界に対する恩義もあるので、その考えは正しいことだと思う。F1は世界的な産業であり、世界中の政府と共に経済や産業に弾みをつけようとしている」

「だから観客を入れたレースを待つよりも、早くトラックに戻ってゴーストレースをする方が良いと考えている。今はゴーストレースをすることを模索しているし、ドライバーもそれを完全に受け入れてくれている」

 

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シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper