山本尚貴に”F1での良いオファー”? ホンダ山本MD「レッドブルと議論した」

レッドブルとホンダは、山本尚貴が2020年にF1チームで仕事をする可能性について議論をしているようだ。ホンダの山本雅史F1マネージングディレクターが認めた。

山本尚貴に”F1での良いオファー”? ホンダ山本MD「レッドブルと議論した」

 スーパーフォーミュラ、スーパーGTという日本のトップカテゴリーでチャンピオン経験を持つ山本尚貴は、2019年のF1日本GPのフリー走行1回目でトロロッソ・ホンダのSTR14をドライブした。日本人ドライバーがF1の公式セッションを走ったのは小林可夢偉以来5年ぶりで、山本にとっても初のF1公式セッションでのドライブとなった。

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 山本はその際、使用したタイヤやプログラムに違いがあったとはいえ、レギュラードライバーであるダニール・クビアトと遜色ないタイムを記録し、印象的なパフォーマンスを見せた。2020年はレッドブル、トロロッソ共にレギュラードライバーのラインアップが確定しているが、山本は日本GPでの走りが評価されたことで、F1チームで何らかの業務を行なう可能性が浮上しているようだ。なお、それがレッドブルとトロロッソ、どちらのチームであるのかは明らかになっていない。

 ホンダのF1マネージングディレクターを務める山本雅史はmotorsport.comに次のように語った。

「我々は彼(山本)についてレッドブル、そしてヘルムート・マルコ(レッドブルモータースポーツ・アドバイザー)と話し合いをしています」

「とても良いオファーをいただいていますが、これはホンダだけで決めることはできませんし、チーム(レッドブル)だけで決定するものでもありません。もちろん、尚貴とも話をしなければいけません。彼は様々なシリーズに参戦していますからね」

 ホンダはジュニアプログラムを通して若手ドライバーをF1に送り込もうとしているが、長年それは実現しておらず、ホンダエンジン(パワーユニット)搭載車に乗ってF1のレースに出走した日本人ドライバーは2008年の佐藤琢磨(当時スーパーアグリ)が最後だ。

「もちろん、日本の若手ドライバーの将来のために基盤を作ることはとても良いことです」と山本MDは続けた。

「我々ホンダの若手ドライバー、また他の若手ドライバーにとっても、良い影響を与えることができるでしょう」

 2019年にFIA F3で1勝を挙げ、2020年にはFIA F2にステップアップすることが有力視されている角田裕穀が、次なる”ホンダ系”F1ドライバーの最有力候補と見られている。彼はホンダ育成ドライバーであると同時にレッドブル育成ドライバーでもあり、現時点でF1昇格への見通しが最も明るいドライバーと言えるだろう。

 一方で同じくホンダ育成である松下信治はFIA F2に通算4シーズン参戦し、2019年はレース1で2勝を挙げるなど飛躍したが、スーパーライセンス発給に十分なポイントを獲得することができなかった。

 山本MDは、F1にたどり着くには様々なスキルが要求されるため、ホンダの育成ドライバーがF1昇格に十分な力があることを証明するのは非常に難しいと語った。

 山本MD曰く、山本尚貴、松下、そして“おそらく”角田も、F1で成功するために必要な能力は備えているという。ただ、速さだけでF1に行けるわけではないことを、2019年までスーパーGTに参戦していた2009年のF1王者、ジェンソン・バトンの振る舞いから感じ取ったという。

「もちろん、ドライビングスキルやスピードも必要ですが、それだけではありません」と山本MDは言う。

「ジェンソン・バトンを見ると、彼は速いだけでなく、人間性にも優れています。例えばファンやメディアへの対応もそうですし、チームや様々な人々とも良好な関係を築いています。こういったことはとても重要です」

 【ギャラリー】F1日本GP、山本尚貴フリー走行1回目全写真

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