苦戦続くレッドブル角田裕毅、ご意見番F1王者ビルヌーブは辛口評価「良いドライバーだが、自身が“別格”だと見せつけなければ」
1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブが、レッドブルで苦しむ角田裕毅について厳しい評価。自身がチャンピオン候補に相応しいドライバーであると証明できなければ、長期的なチーム残留というチャンスを掴むことはできないだろうと語った。
1997年のF1世界チャンピオンであり、現在はF1解説を務めるジャック・ビルヌーブが角田裕毅のレッドブルでの将来に疑問を投げかけ、自身がチャンピオン候補であるとコース上で証明する必要があると語った。
F1参戦5年目となる2025年シーズン、角田は姉妹チームのレーシングブルズで開幕を迎えたが、レッドブルに昇格したリアム・ローソンが序盤の2戦で下位に沈んだことで、母国戦の日本GPから角田が交代でマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなった。
角田は徐々にレッドブルの2025年マシンRB21への順応を進めていったが、その扱いにくさに苦戦。エミリア・ロマーニャGPで苦戦を喫してからは調子を崩し、10戦でわずか7ポイントしか獲得できていない。
角田はチームやRB21に順応している最中であり、レッドブルは少なくとも2025年シーズン末までは角田がシートに留まると主張していた。
F1公式サイトでシーズン後半戦の見どころについて語ったビルヌーブは、角田の成長を見守ると説明した。
「角田裕毅がいつまでレッドブルに留まるかは、もうひとつの大きな疑問符だ」とビルヌーブは言う。
Yuki Tsunoda, Red Bull Racing
Photo by: Sam Bagnall / Motorsport Images via Getty Images
「彼は小さなチームから大きなチームに昇格することを強く望んできた。彼は良いドライバーだが、別格でなくてはならない。ルイス(ハミルトン/メルセデス)のように、フェルナンド(アロンソ/アストンマーティン)のように、(マクラーレンのオスカー)ピアストリや(ランド)ノリスのようになる必要がある」
RB21はスイートスポットが非常に狭く、速いがピーキーというマシン特性を持っている。4度のF1世界チャンピオンであるフェルスタッペンは今季、暴れ馬に手を焼きつつも4回のポールポジションを獲得し、最速マクラーレンに一矢報いてきた。ただ決勝では2勝に留まっており、苦戦するシーンも珍しくない。
角田はRB21に乗り始めた4月の時点で、RB21を手懐ける「自信はそこそこ」だと語っており、当初課題とされた予選1発のアタックをまとめ上げる点では改善傾向が見られる。
ただ、直近のオーストリアGPとイギリスGPで角田は「どういうわけか異常なほどデグラデーション(タイヤの性能劣化)が発生している」として、原因究明と解決が急務となっている。
イギリスGPから3週空いて行なわれるベルギーGPに向けて、レッドブルはイギリス・ミルトンキーンズにあるファクトリーで集中会議。角田は束の間の休息でリフレッシュしつつ、スポーツ心理学者らと共に取り組みを行なっている。
角田は現在ドライバーズランキング17番手と下位に沈んでいる。しかしレッドブルでモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、角田のパフォーマンスがおのずと結果に反映されるはずだと楽観的な姿勢を崩していない。
またレッドブル代表の座を降ろされたクリスチャン・ホーナーに代わってチームを率いることとなったローレン・メキーズは、角田がレーシングブルズに所属していた際のチーム代表。ドライバーとしての才能を高く買っている人物のひとりであり、これが角田にとって後押しとなるかもしれない。
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