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レッドブルが低調でも「見限るのは非常に愚かなこと」。マクラーレンCEO、ライバルの復活を確信

マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、2026年シーズン序盤にレッドブルが出遅れたからといって、ライバルとして軽視することはないという。

Lando Norris, McLaren

 マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、2026年シーズンの出だしが低調だからといってレッドブルを見限るのは「非常に愚かなことだ」と語り、今後は競争力の差が縮まっていくだろうと考えている。

 レッドブルはマックス・フェルスタッペンと共に4年連続チャンピオンに輝くなど、近年は常にトップを争う存在だった。しかしレギュレーションが大きく変わった2026年シーズンは開幕から苦戦しており、第3戦までの獲得ポイントはわずか16点で、ランキングは6位と中団グループに沈んでしまった。

 2026年はレギュレーションが大きく変わっての1年目ということもあり、各チームのパフォーマンスが大きく変動した。2025年の開幕戦予選Q1のトップと最後尾のタイム差が1.235秒だったのに対し、2026年の差は3.737秒まで広がっていることにも、それが現れている。

 しかし、新ルールの時代ではよくあるように、各チームがマシンへの理解を深め、アップデートを投入していくにつれて、パフォーマンスは徐々に収束していくと見られている。数年前のマクラーレンがその良い例だろう。

 マクラーレンは2022年のグラウンドエフェクト規定導入初期には苦戦したが、その後巻き返して2024年にコンストラクターズタイトル、2025年にダブルタイトルを獲得している。だからこそブラウンCEOは、レッドブルをはじめとした他チーム、特に今週末のマイアミGPに向けてアップデートを投入するチームを軽視すべきではないと強調した。

「レッドブルを見限るのは非常に愚かなことだと思う。それにアウディも素晴らしい仕事をしている」

 ブラウンCEOはそう語る。

「他のチームがすぐにグリッドをかけ上がってくると考えないのは愚かだ。時間とともに状況は収束していくのであって、差が広がることはない」

「このスポーツではどれほど速く状況が変わるのか、そしてチームが急に競争力を持ったり、逆に失ったりするかは、我々も経験してきた通りだ」

Zak Brown, McLaren

Zak Brown, McLaren

Photo by: Kym Illman / Getty Images

 レッドブルは2023年シーズンに22戦中21勝を挙げ、最多勝利や総ポイントといった記録を更新する圧倒的な支配を見せたが、その後はグラウンドエフェクト時代の進行とともにライバルに開発面で追い抜かれた。

 そして近年、レッドブルは人材面でも大きな変化を経験している。多くの重要人物が他チームへ引き抜かれたためだ。

 マクラーレンはレッドブルからロブ・マーシャルやウィル・コートネイを獲得し、ジャンピエロ・ランビアーゼの加入も予定されている。ジョナサン・ウィートリーはザウバー(現アウディ)へ移籍し、エイドリアン・ニューウェイはアストンマーティンへ去った。

 また2025年途中にはローレン・メキースがクリスチャン・ホーナーの後任としてチーム代表に就任し、同年限りでチームのアドバイザーを務めてきたヘルムート・マルコが去った。つまりレッドブルは大規模な変革の最中にある。

 こうした状況を踏まえ、レッドブルに必要なことについて問われたブラウンCEOは次のように語った。

「彼らはある意味でリセットする必要がある。クリスチャン、ウィートリー、いずれ去ることになるGP(ランビアーゼ)、ニューウェイと、多くの人材を失ったからだ」

「自分がマクラーレンに来たときとは状況は違うものの、非常に競争力のあるチームだったがピットウォールの大半が入れ替わった……という点では似ている」

「私はローレンのことを高く評価している。彼は優秀だ。技術的な理解もあり若い。彼は失った人材を補い、チームを再構築しなければならない」

「彼がそれをやり遂げるだろうことに疑いはない。マクラーレンは豊富な才能が秘められていてそれを引き出す必要があったが、レッドブルも同じだと思う」

「彼らはつい最近まで圧倒的だった。だからチーム内には多くの才能が眠っているし、ローレンはそれを再び正しい方向に導くだけでいいんだ」

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