マクラーレンのザク・ブラウンCEO、ホーナー不在のF1は寂しい? 加入決定のランビアーゼにも言及「彼は我々のチームで長く活躍してくれるはず」
ホーナーが不在のF1、そして獲得が決まったジャンピエロ・ランビアーゼについて、マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOが語った。
マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOは、レッドブルの前チーム代表であるクリスチャン・ホーナーが今後F1の舞台に復帰できないとしたならば、驚きだと語った。
ホーナーはレッドブルのチーム代表を20年ほど務め、その間にドライバーズタイトル8回、コンストラクターズタイトル6回を獲得する大成功を収めた。
しかしレッドブル社の共同創設者であるディートリッヒ・マテシッツが死去した後、ホーナーの立場は危ういものとなった。さらにエイドリアン・ニューウェイをはじめとするチームの主要人物の対談、女性従業員に対する不適切な行為に関する告発(内部調査の結果、ホーナーは無罪とされている)などもあり、立場はさらに危機的状況に置かれた。
結局ホーナーは2025年の7月に突如解任され、レッドブルを追われることになった。その後ホーナーは、F1復帰を目指して様々なチームに接触しているとされる。
そのホーナーが接触したとされるチームのひとつがアルピーヌだ。オトロ・キャピタルはアルピーヌF1の株式24%を保有しているが、その売却を検討している。そしてその株式を取得することを検討しているとされるコンソーシアムの一員に、ホーナーが名を連ねている。
F1はホーナーを恋しく思っているのか? そして個人的にホーナーをどう思うか? そう尋ねられたブラウンCEOは、こう語った。
「クリスチャンはF1にとって常に素晴らしい人物だった。スポーツ界には常に素晴らしい人物がいるけど、彼らは現れては去っていく。クリスチャンがF1に戻ってきてくれたら最高だ。彼は優れた経営者だ。彼の実績は言うまでもない」
「我々のチーム以外の10チームに、力のないチーム代表がいた方がいい。しかし才能ある人物が次々に現れていて、そういうことは当分起こりそうもない。ここ2〜3年でチーム代表の交代は多かった。しかしクリスチャンが戻ってきてくれれば素晴らしいだろう」
「彼のF1への情熱と年齢のことを考えれば、アルピーヌであろうと他のチームであろうと、彼がF1に戻ってこないならば驚きだね」
なおホーナーが代表を退いた後も、レッドブルからの人材流出が止まっていない。最近では長くマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めてきたジャンピエロ・ランビアーゼ(GP)が、契約が満了した後にチームを離れることが決まった。
そのランビアーゼを獲得するのは、ブラウンCEOが率いるマクラーレンで、加入した後はチーフ・レーシングオフィサーに就任し、チーム代表のアンドレア・ステラを支える役割と担うことになる。
「レースの運営に関して言えば、アンドレアは実際には3つの役割を担っている。チーム代表であり、レーシングチームの運営責任者であり、そしてもちろんテクニカルディレクターのような役割も果たしている」
そうブラウンCEOは語る。
「アンドレアはチームをまとめる接着剤のような存在だ。チーム代表の役割は長年にわたって進化し、今ではほとんどのチームがCEOとチーム代表の役割を兼務するようになっている。そしてチーム代表の役割そのモノも変化している。そして今のF1チームは非常に規模が大きいから、全ての役割で優れた成果を上げるには……」
「アンドレアはふたつの役割をこなす能力は十分にある。しかし3つの役割を求めるのは無理な話だ。そこにGPが加わり、重要な役割を担ってくれるだろう。そして私の仕事は、常に将来を見据え、このスポーツで活躍し成長できる人材を見極めることだ」
「GPの経験と年齢を考えると、彼はマクラーレンで長く活躍し、成長していける人物だと確信している」
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