F1 日本GP

マクラーレンのザク・ブラウンCEO、来季F1リザーブドライバーの平川亮は“実車”でテスト予定と明かす。最新型マシンでのテストについては明言避ける

マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、来季からF1チームのリザーブドライバーとなる平川亮について、F1マシンでのテスト機会が予定されていることを明かした。

戎井健一郎

公開日時: 2023/09/25 2:32

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Kazuki Nakajima, Toyota Gazoo Racing, Andrea Stella, Team Principal, McLaren, Ryo Hirakawa, Reserve driver, McLaren, Zak Brown, CEO, McLaren Racing, Akio Toyoda, Chairman, Toyota,

 平川亮が2024年からマクラーレンF1チームのリザーブドライバーに就任するというニュースは、多くのファンや関係者にとって驚きであった。その発表の余韻冷めやらぬうちに、トヨタ自動車の豊田章男会長がF1日本GPが行なわれる鈴鹿サーキットにやってきて、レーシングドライバー“モリゾウ”としてマクラーレンとのフォトセッションに臨んだことも、パドックにさらなる驚きをもたらした。

 日本GPのレースウィークをかき回したこのニュースはやや話題が先行している部分があり、今後平川がリザーブとしてどのようにマクラーレンと関わっていくのかや、マクラーレンとトヨタそれぞれの思惑などに関しては、まだ全貌が見えていないのも確かだ。

 そんな状況の中、motorsport.comはマクラーレンの最高経営責任者(CEO)であるザク・ブラウンを直撃した。

 まずブラウンCEOに尋ねたのは、平川をどう評価しているかについて。平川は既にマクラーレンのファクトリーでシミュレータセッションを実施しており、そこでは最終的にレギュラードライバーと遜色ないパフォーマンスを見せたと言われる。

「(平川は)とても優秀なドライバーだ。彼は素晴らしいキャリアを歩んでいて、ル・マンでもトヨタで素晴らしい仕事をしている」と平川を評したブラウンCEO。彼はそれに続いて、こう話したのだ。

「我々のF1マシンで彼をテストすることになっている」

「彼を我々のレースカーに乗せられること、そして(風洞施設の使用で提携していた)トヨタとのパートナーシップが続くことを嬉しく思うよ」

 “我々のF1マシン”で平川のテストを実施すると明かしたブラウンCEO。関係者の話を総合すると、これは旧型F1マシンによるテストを指しているようだ。

 それでは、平川が最新型のF1マシンに乗る機会は訪れるのか? そう尋ねると、ブラウンCEOはこう答えた。 

「今年パト(パトリシオ・オワード)がやることのその先については何も決まっていない。来年のことは来年に決定を下すことになるだろう」 

 “パトがやること”というのは、まさしく最新F1マシンでのテスト機会のこと。マクラーレンは本来、今シーズンのフリー走行でインディカードライバーのアレックス・パロウを起用する予定でいた。しかしパロウとの契約がこじれたことから、インディカーのアロー・マクラーレンで起用しているパトリシオ・オワードを最終戦アブダビGPのフリー走行とポストシーズンテストで起用することに方向転換したのだ。

 また、やはり気になるのはマクラーレンがトヨタドライバーの平川と契約した思惑についてだ。F1チームの代表であるアンドレア・ステラは、マクラーレンが平川起用に興味を示した理由について、「我々が現時点で関心を持っているレースの取り組み方やパフォーマンスという点で、”交流”ができるから」と説明をしていた。その文脈を読み取るに、彼らの言う「関心を持っているレース」は、トヨタが参戦しているWEC(世界耐久選手権)なのではないかと邪推してしまう。

 最後に、ブラウンCEOにいたってシンプルな質問を投げかけた。「WECに興味があるか?」と。すると彼は笑顔でこう答えた。

「ああ、我々は常にWECに興味を持っているよ」

 

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