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ザントフールト、最終コーナーが”オーバル化”! 17度のバンクでオーバーテイク期待

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ザントフールト、最終コーナーが”オーバル化”! 17度のバンクでオーバーテイク期待
執筆:
2019/05/18 8:17

オランダGPのスポーティングディレクターであるヤン・ラマースは、ザントフールトの改修がオーバーテイク増加に貢献すると期待している。

 2020年からF1オランダGPを開催することが発表されたザントフールト。そのコース特性から、オーバーテイクが難しいのではないかという意見もあるが、オランダGPのスポーティングディレクターであるヤン・ラマースはサーキットの改修によってオーバーテイクのチャンスが増えると考えている。

 過去、ザントフールトでレースをしてきた多くのF1ドライバーは、オーバーテイクが容易ではないと示唆。現役ドライバーからも、オーバーテイクができず1列に並んだ状態で走ることになるだろうという懸念の声が上がっている。

 しかしオランダGPにスポーティングディレクターとして携わり、10代の頃からザントフールトでレースをしてきたラマースは、サーキットの改修によってレースが素晴らしいものになると確信しているようだ。

「オープンな右コーナーであるターン3は、ランオフエリアが拡大される。丘の上のヘアピン、ターン4はイン側にワイド化され、より滑らかに曲がれるようになる。だから、ただ減速して加速するようなコーナーにはならない」

「同じことが、Sシケインでも起こるだろう。イン側により多くの舗装を敷くことで、より流麗なコーナーになるはずだ」

「そして、最終コーナーがインディアナポリスのように、バンク化される。DRSを開いたまま全開で曲がれるようになるから、(1コーナーの)ターザンコーナーでの追い越しをさらに促進するだろう。バンク角は17度になる。ブラジル(インテルラゴス)の最終コーナーと同じような特性となるだろう」

 ザントフールトの最終コーナーは大きく回り込むような右コーナーで、スピードを乗せて1コーナーのターザンに向けて飛び込んでいくのが名物とされていた。今回の改修で、その特徴がさらに強調されることになるだろう。

 また、ザントフールトはピットレーンが短いことから、ピット作業のロスタイムが小さい。こうした特徴にサーキットの改修が重なり、ラマースはより多くのピットストップが生まれると予想している。

「ピット入り口の変更が、オーバーテイクを促進するもうひとつの変化になるだろう」とラマースは付け加えた。

「ピットストップはより速くなるだろう。ピットストップの所要時間は14秒ほどになるはずだ。もしそうなれば、3ストップ戦略を生み出すこともできるかもしれない」

「みんなが知っている通り、ピットストップは古いタイヤを履いたドライバーと、新しいタイヤを履いたドライバーの対決を生み、それはオーバーテイクを発生させる。それが、ピットレーン周辺の哲学が変わった理由だ」

「また、スタート/フィニッシュラインも1コーナーに向かって少し移動した。メインスタンドから、目の前のグリッド全体が見渡せるようになる」

 ラマースは、コース周辺にあまり多くのランオフエリアを確保できていないことが、依然として課題のひとつだと考えている。

「もちろん、ミスが許されないとても苛酷なトラックになるだろう。しかしバクーやモナコといった場所で、ひとつのミスが週末を台無しにするというケースを見てきた」

「(ザントフールトは)ミスをしないことが重要なトラックになるだろう。それは結果の予測が困難になるということを意味する。そしてそれは、おそらく我々が現時点で最も欲しているものだ」

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執筆者 Adam Cooper