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F1リザーブドライバーという立場が与える、精神的負担。周冠宇が語る「ただレースを見ているだけは辛い」

周冠宇は、F1レギュラードライバーからリザーブドライバーへと転じたことによる精神的な負担について語った。

Zhou Guanyu, Ferrari

Zhou Guanyu, Ferrari

写真:: Jared C. Tilton/Getty Images

 2026年からキャデラックF1のリザーブドライバーとなる周冠宇。彼は昨年もフェラーリでリザーブを務めたが、この役割は精神的負担があると語った。

 周は2022年にアルファロメオ(ザウバー)からF1デビューを果たすと、3シーズンに渡って参戦。3年契約の終了と同時にシートを失い、2025年からはリザーブドライバーとしてF1パドックに残ることになった。

 リザーブドライバーになれば、レギュラードライバーに不測の事態が起こった際はグランプリに出走するチャンスが生まれるが、良いことばかりではないという。周はキャデラックのリザーブ就任に際し、F1.comのインタビューに次のように語っている。

「精神面では大変だ。なぜなら、そこでレースをしている人たちの中には、これまで一緒に何年も戦ってきたり、何なら倒してきたドライバーもいるからだ」

「自分もそこにいたいし、彼らと一緒にグリッドで戦う資格があると感じている。だからこそ、ただレースを見ているだけという状況が精神的に辛い」

 とはいえ、周はリザーブドライバーという役割について「このポジションはそんなに悪いポジションだとは思っていない」として、「自分がどう成長すべきか、よりはっきり見えるようになった」と語る。

「2025年はレースシートから一歩退く形になったけど、自分がトップレベルのパフォーマンスに達していなかった部分や、もし将来グリッドに戻れるなら、何のやり方を変えるべきなのかを認識できた」

「外から見ることで、自分がどう成長すべきかがより明確になる。ガレージの両側から学べるからだ。特に昨年は、グリッド上でもトップクラスのふたりのドライバーの近くにいられて、彼らが何をしているのか、苦しんでいる時にどう対処するのか、何がうまくいっているのか、どう適応し、どう対応しているのかを見ることができた」

「そうしたあらゆることを考慮すると、自分は前よりも良いドライバーになっていると感じている。シーズン開幕を心待ちにしているけど、最終的な目標はグリッドに戻り、再びステアリングを握ってフルタイムでレースをすることだ」

 このように、F1レギュラードライバーとしてのカムバックが最終目標であることを改めて示した周。この野望については、さらにこう補足した。

「正直なところ、それについて毎週や毎月考えているわけではない。シーズン序盤は、今自分が担っている役割に集中するだけだし、現在の自分の役割は、キャデラックF1チームと共にまったく新しい挑戦に挑むことだ」

「僕にとって最終目標は、F1のグリッドに戻ること。ただ、その目標を達成するためには、時には待つことも必要だ。自分に何ができるかをチームに示し、努力を積み重ねていく。その中でチャンスが訪れることもあるだろう。だから、焦ってはいけない」

「今はむしろ、シーズン開幕前の数週間、数ヵ月を楽しみにしている」

「(将来について考え始めるのは)通常はサマーブレイク前の数週間になるだろう。その頃に将来の話し合いが始まるので、今はチームの仕事に集中し、そこで積み上げていくことを大切にしていく」

 

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