速報ニュース
F1 オーストラリアGP
アロンソ、開幕戦の事故は305km/h&46Gの衝撃
メルボルンGPでのクラッシュ時、アロンソは時速305kmで46Gの衝撃を受けていた事がデータで明らかになる

Jonathan Noble
編集: 2016/06/09 10:18
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録











フェルナンド・アロンソは、オーストラリアGPのクラッシュの際、時速305kmで46Gの衝撃を受けていた事が、F1Aの調査結果により明らかになった。
重大な衝突事故にも関わらず、彼は幸運にも深刻な怪我を負う事もなくマシンから脱出する事が出来た。しかしながら、肋骨の骨折などといったダメージを負っていたために、次戦バーレーンGPは欠場した。
クラッシュ時の頭部等の動きを理解するために、今季から搭載されたドライバーの頭部を撮影する高速度ハイスピードカメラを、FIAは今回の事故で初めて活用することとなった。更に、アクシデント・データ・レコーダー(ADR)とイヤホンに内臓された加速度計より、前例のない事象から何が起きたのかを解き明かせるようになったのだ。
この事故はFIA発行の「AUTO」最新号にてレポートされており、いかに凄まじいクラッシュだったのかが明らかにされている。
アロンソがエステバン・グティエレスをオーバーテイクしようとした時、マクラーレン・ホンダの速度は313km/hに達しており、ハースのマシンのリヤタイヤに接触した時には305km/hに減速されていたことが明らかになった。その後、フロントサスペンションが壊れたことにより、アロンソのマシンはコントロールを失い、サイドウォールに最大減速度45Gの横方向の力で叩き付けられた。
ハイスピードカメラは、アロンソの頭部が事故の間ヘッドレストの内部左側に2回打ち付けられたことを捉えていた。マシンは芝の上を通過し、横転した。その結果、更に横方向へ46Gの減速が記録されている。マシンはおよそ540度回転し、0.9秒のあいだ宙を舞った。そして、リヤの衝撃吸収構造から着地したことで、今度は縦方向に20Gの加速度がかかった。
レポートは、次のように結論づけている。
「305lm/hでの衝突でありながら、アロンソのマシンは三度にわたる高い減速Gと宙に舞うという状況を、ドライバーに大きな怪我を負わせること無く切り抜けている。これはマシンのセーフティシステムが狙い通りのパフォーマンスを発揮したお陰と言えよう」
未来のため、F1の安全性を高める
FIAのセーフティ・ディレクターを務めるローラン・メキースは、アロンソの事故に関するデータやビデオ記録が、更なる安全性の向上に寄与するだろうと述べている。
「我々が理解したいのは、高いGのかかるクラッシュ時の頭・首・肩の正確な動きであり、それがコックピット内のパッド、HANS、ベルトなど、ドライバーと接触しうるパーツとどの様に相互作用し合うのかということだ」
「このカメラは、頭部にどのような力がかかり首が伸ばされるのか、その際ヘッドレストがどの様に作用するのかを、より正確に理解することの助けとなり、次世代のコックピットに必要とされるヘッドレストの開発への助けとなる」
メキースは、将来的にさらに多くのドライバーをこのカメラでモニターしていくと共に、バイオメトリック・データを活用する可能性も示唆している。
「将来的には、セーフティベルトでドライバーの上体の正確な計測を試みたり、様々な事が出来る様になるかもしれない」
「これは終わりの無い探求で、より深い理解を得るために限界を広げつづけていくのだ」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 蘇った日本製F1マキF101がモナコを走った日
次の記事 F1カナダGP FP1レポート:メルセデス盤石1-2。別れたタイヤ選択に、レースは難解の予感
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
フェルナンド アロンソ

アロンソ、リタイアの原因は異常なパワー不足と明かす「ホンダを信頼して、良くなっていくことを期待するしかない」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 日前
アロンソ、リタイアの原因は異常なパワー不足と明かす「ホンダを信頼して、良くなっていくことを期待するしかない」

アロンソ、予選でのミスに「ポールが獲れなかったのはそのせい!」とジョーク? 決勝はパーツ温存が目標に
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
アロンソ、予選でのミスに「ポールが獲れなかったのはそのせい!」とジョーク? 決勝はパーツ温存が目標に

アストンマーティン、2台ともがグリッド降格ペナルティでグリッド最後列に。パワーユニットの一部コンポーネントを交換
F1
F1
アゼルバイジャンGP
4 日前
アストンマーティン、2台ともがグリッド降格ペナルティでグリッド最後列に。パワーユニットの一部コンポーネントを交換

More from
マクラーレン

ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
11 時間前
ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」

驚速ポールのラッセル、決勝は「フェルスタッペンが脅威」クラッシュで16番手のアントネッリも警戒対象へ
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
驚速ポールのラッセル、決勝は「フェルスタッペンが脅威」クラッシュで16番手のアントネッリも警戒対象へ

ノリス、トップスピード不足に苦しむ。パワーユニットに問題アリ?「それを埋め合わせるために、プッシュする必要があった」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
ノリス、トップスピード不足に苦しむ。パワーユニットに問題アリ?「それを埋め合わせるために、プッシュする必要があった」
最新ニュース

復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
9 時間前
復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」

WECフェラーリ、富士6時間は今季最悪のレースに「あらゆることがうまくいかなかった」残り2戦で逆襲目指す
WEC
WEC WEC
Fuji
9 時間前
WECフェラーリ、富士6時間は今季最悪のレースに「あらゆることがうまくいかなかった」残り2戦で逆襲目指す

なぜMissionH24は燃料電池を止め、水素V6を選んだのか。 トヨタと描き直すル・マンへの道
WEC
WEC WEC
Fuji
10 時間前
なぜMissionH24は燃料電池を止め、水素V6を選んだのか。 トヨタと描き直すル・マンへの道

ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
11 時間前
ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録