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アロンソ、開幕戦の事故は305km/h&46Gの衝撃

メルボルンGPでのクラッシュ時、アロンソは時速305kmで46Gの衝撃を受けていた事がデータで明らかになる

Fernando Alonso, McLaren MP4-31 in a huge crash

Fernando Alonso, McLaren MP4-31 in a huge crash

Sutton Images

Fernando Alonso, McLaren MP4-31 in a huge crash
Fernando Alonso, McLaren MP4-31 in a huge crash
Fernando Alonso, McLaren MP4-31 in a huge crash
Fernando Alonso, McLaren MP4-31 exits his car after a huge crash
Fernando Alonso, McLaren
Fernando Alonso, McLaren
Esteban Gutierrez, Haas F1 Team and Fernando Alonso, McLaren
The McLaren MP4-31 of Fernando Alonso, McLaren after his race stopping crash
Fernando Alonso, McLaren with Esteban Gutierrez, Haas F1 Team after their race stopping crash
The McLaren MP4-31 of Fernando Alonso, McLaren is removed from the gravel trap after his race stopping crash

 フェルナンド・アロンソは、オーストラリアGPのクラッシュの際、時速305kmで46Gの衝撃を受けていた事が、F1Aの調査結果により明らかになった。

 重大な衝突事故にも関わらず、彼は幸運にも深刻な怪我を負う事もなくマシンから脱出する事が出来た。しかしながら、肋骨の骨折などといったダメージを負っていたために、次戦バーレーンGPは欠場した。

 クラッシュ時の頭部等の動きを理解するために、今季から搭載されたドライバーの頭部を撮影する高速度ハイスピードカメラを、FIAは今回の事故で初めて活用することとなった。更に、アクシデント・データ・レコーダー(ADR)とイヤホンに内臓された加速度計より、前例のない事象から何が起きたのかを解き明かせるようになったのだ。

 この事故はFIA発行の「AUTO」最新号にてレポートされており、いかに凄まじいクラッシュだったのかが明らかにされている。

 アロンソがエステバン・グティエレスをオーバーテイクしようとした時、マクラーレン・ホンダの速度は313km/hに達しており、ハースのマシンのリヤタイヤに接触した時には305km/hに減速されていたことが明らかになった。その後、フロントサスペンションが壊れたことにより、アロンソのマシンはコントロールを失い、サイドウォールに最大減速度45Gの横方向の力で叩き付けられた。

 ハイスピードカメラは、アロンソの頭部が事故の間ヘッドレストの内部左側に2回打ち付けられたことを捉えていた。マシンは芝の上を通過し、横転した。その結果、更に横方向へ46Gの減速が記録されている。マシンはおよそ540度回転し、0.9秒のあいだ宙を舞った。そして、リヤの衝撃吸収構造から着地したことで、今度は縦方向に20Gの加速度がかかった。

 レポートは、次のように結論づけている。

「305lm/hでの衝突でありながら、アロンソのマシンは三度にわたる高い減速Gと宙に舞うという状況を、ドライバーに大きな怪我を負わせること無く切り抜けている。これはマシンのセーフティシステムが狙い通りのパフォーマンスを発揮したお陰と言えよう」

未来のため、F1の安全性を高める

 FIAのセーフティ・ディレクターを務めるローラン・メキースは、アロンソの事故に関するデータやビデオ記録が、更なる安全性の向上に寄与するだろうと述べている。

「我々が理解したいのは、高いGのかかるクラッシュ時の頭・首・肩の正確な動きであり、それがコックピット内のパッド、HANS、ベルトなど、ドライバーと接触しうるパーツとどの様に相互作用し合うのかということだ」

「このカメラは、頭部にどのような力がかかり首が伸ばされるのか、その際ヘッドレストがどの様に作用するのかを、より正確に理解することの助けとなり、次世代のコックピットに必要とされるヘッドレストの開発への助けとなる」

 メキースは、将来的にさらに多くのドライバーをこのカメラでモニターしていくと共に、バイオメトリック・データを活用する可能性も示唆している。

「将来的には、セーフティベルトでドライバーの上体の正確な計測を試みたり、様々な事が出来る様になるかもしれない」 

「これは終わりの無い探求で、より深い理解を得るために限界を広げつづけていくのだ」

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