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ビルヌーブ、ホンダと契約のトロロッソに疑問「代償を払うだろう」

元F1チャンピオンのビルヌーブは、ホンダとのパワーユニット供給契約を締結したトロロッソに対し疑問を抱いている。

Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso STR12, Stoffel Vandoorne, McLaren MCL32, Fernando Alonso, McLaren MCL32

Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso STR12, Stoffel Vandoorne, McLaren MCL32, Fernando Alonso, McLaren MCL32

Sam Bloxham / Motorsport Images

Jacques Villeneuve, Sky Italia
Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso STR12
Jacques Villeneuve, Movistar TV
Fernando Alonso, McLaren MCL32, Daniil Kvyat, Scuderia Toro Rosso STR12
Stoffel Vandoorne, McLaren MCL32, Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso STR12
Jacques Villeneuve drives the F1 two-seater
Jacques Villeneuve drives the F1 two-seater

 1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、来年からホンダのパワーユニットを使用することを決断したトロロッソに疑問を呈し、「将来代償を払うことになる」と語った。

 3年間の苦しいシーズンを過ごし、ホンダとマクラーレンは今季限りで決別することを発表した。そしてホンダは新たにトロロッソと3年間のパワーユニット供給契約を結び、来季からトロロッソはホンダのワークスチームとなる。

 契約の一環として、マクラーレンはホンダから毎年約1億ドル(約112億円)の資金投入を受けてきたとみられている。しかしトロロッソは、マクラーレンと同じ額の資金を受け取ることはないようだ。

 しかしホンダとトロロッソの契約では、ホンダは無料でパワーユニットを供給することになっているので、トロロッソにとっては財政的な利益を得ることになる。

 この契約についてビルヌーブに尋ねると、「トロロッソのことが理解できない」とmotorsport.comに語った。

「彼らはこの3年間で何が起きていたのかを見てきたはずだ。これが彼らの助けになるのだと、どうやったら想像できる? OK、お金がより重要なんだろう。でも、一番後ろを走るのだろうか?」

「お金を得るために遅く走るのなら、2年後にはその代償を払うことになる。それはチームが、実力の無いペイドライバーを起用する時のようなモノだ。2年後には、彼らはいなくなってしまう」

「マクラーレンだから3年間生き残ることができた。我々は今、トロロッソの話をしている」

「これは大きなギャンブルだ。誰かがエンジンを作り、そこにホンダの名前をつけるなら、うまくいく可能性はあると思うが」

 ホンダは、ライバルメーカーに”ホンダ”の名のついたエンジンを組み立てさせるつもりは当然なく、今は現行のデザインを進化させた2018年スペックのパワーユニットの開発に力を注いでいる。

 信頼性とパフォーマンスの欠如が、マクラーレンと決別する決定的な原因となった。今年も改善を遂げてきたホンダだが、彼らは来年のパフォーマンス向上を見込んでいる。

 ホンダのパフォーマンスが向上すると思うかと尋ねられたビルヌーブは、次のように答えた。

「なぜそう思う? 我々はそういうことが起こりそうだと示唆するものを何か見てきたか?」

「彼らには新しいエンジンが必要だ。プロジェクト全体が良くない形で始まってしまった。完全に新しくすることが必要なんだ。だがトロロッソのような小さなチームが引き受けるなら、それはいっそう難しくなる」

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