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マリア・デ・ヴィロタの遺族、マノー側と合意で訴訟終了

テスト中の事故の後遺症により亡くなったマリア・デ・ヴィロタの遺族は、マノーと合意に達し、訴訟を取り下げたことを明らかにした。

Maria De Villota

写真:: Sutton Images

 スペイン人の女性F1ドライバー、マリア・デ・ヴィロタは、2012年にF1マシンの空力テストを行っている最中に事故に遭い、翌年この後遺症により亡くなった。この件についてデ・ヴィロタの遺族は、マノーを相手に訴訟を起こしていたが、この度それが終了したことが分かった。

 2012年にイギリスのダックスフォード飛行場で、マノーF1チームの前身であるマルシャF1チームのマシンで直線テストを行っていたデ・ヴィロタは、チームのトレーラーに突っ込んでしまうという事故に遭遇してしまった。この事故でデ・ヴィロタは右目を失う重傷を負ったが、後に怪我から復帰し、様々な役割に精力的に取り組んでいた。

 しかしこの怪我の後遺症により、2013年10月11日にスペインの宿泊先のホテルで亡くなっているのが発見された。33歳という若さだった。

 国際安全衛生センターの調査によって、関係者はいずれも責任を問われないという結論が出された。

 その後デ・ヴィロタの遺族はマルシャF1チームに対して訴訟を起こした。しかし今週の水曜日、イギリスのスレイター&ゴードン法律事務所は、デ・ヴィロタの遺族とチームの双方が合意に達したと発表した。

 声明には、以下のように書かれている。

「2012年7月3日にマリアの身に起きた事故について、マリア・デ・ヴィロタの家族は、マノーF1チームと合意に達することができたことを喜んで報告します」

「多数の理由により、この事故が起こりました。トラックがテールリフトを突き出した状態で停車していたこともその理由のひとつです。ですがそれはマリアの責任ではありません」

 また声明には、マノーの広報担当者の言葉も記されていた。

「あれは悲惨な事故であり、チームや彼女のことを知るすべての人々がショックを受けました。彼女がひどく恋しいです」

 スレイター&ゴードン法律事務所のポール・タップナー弁護士は、デ・ヴィロタの家族を代表してこう述べた。

「彼女の家族は、マリアの遺志と共にすべての努力を続けることができるのですから、今は重要な瞬間です」

「マリアの遺志は、神経変性疾患を患う子供や経済状況が困窮している人々を救うため、彼女の計画に継続性を持たせることです」

「彼女の家族はすべてのファンや友人、彼女のキャリアをサポートしてくれた人々、特に事故後もサポートしてくれた人々に感謝しています」

 マノーF1チームは今年3月に解散した。そのため今回は、マノーの損害賠償責任を負う保険会社と合意したものと考えられている。

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