マルティニ、ウイリアムズと決別。今季限りでF1撤退
マルティニはウイリアムズとのタイトルスポンサー契約を延長せず、今シーズン限りでF1から撤退する。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
マルティニはウイリアムズとのタイトルスポンサー契約を延長せず、今シーズン限りでF1から撤退する。
マルティニとスポンサー契約を交わした2014年以降、ウイリアムズのマシンは白と青、赤でお馴染みの"マルティニカラー"を纏い、そのカラーリング自体も約35年ぶりにF1で復活することとなった。マルティニが以前F1チームをスポンサードしていたのは1970年代のことであり(当時のトップチームであるブラバムとロータス)、ウイリアムズへの支援はそれ以来最大のプログラムとなっている。
マルティニはウイリアムズと契約延長に関する交渉を行った他、他チームとも交渉を行っていたとみられている。
しかしマルティニブランドを所有するバカルディ・グループは、商業的戦略目標との整合性が取れなくなったため、F1への予算を全面的に廃止することを決定した。
コメントを求められたウイリアムズの副代表チームであるクレア・ウイリアムズは、次のように語った。
「我々は2018年以降に関して議論してきました」
「双方とも契約を延長したい気持ちがありましたが、バカルディ・グループはマルティニに対し今年限りで契約を終了し、F1から撤退するよう命じました」
「グループには多くのブランドがあり、彼らの戦略上での優先事項は時間の経過とともに変化しています」
マルティニの撤退はウイリアムズにとって痛手あるが、チームにはまだ中堅スポンサーがついており、シーズン前に新たなスポンサーとしてソフトウエア会社「アクロニス」と契約を交わしている。
さらに今シーズンから同チームのレギュラードライバーとなるセルゲイ・シロトキンとの契約の一環として、SMPレーシングからも支援を受けているという。またシロトキンの同僚であるランス・ストロールの父ローレンスは投資家であり、チームへ財政的支援を行なっている。
ウイリアムズは"財務的に安定している"と述べているが、上場企業であるためチームの財務に関するそれ以上のコメントを避けた。
クレアは「強力なパートナーコミュニティがウイリアムズのメイン事業である」が、「パートナーシップに優先度を設けるようなことはしていない」と語っている。
2018年に25歳未満のドライバーをふたり起用したウイリアムズは、マルティニとの関係を悪化させる可能性があると考えられていたが、今回の契約終了とは全く関係がないようだ。
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