フリー走行レポート
F1 スペインGP
メルセデスとフェラーリ接近。アロンソ7位:スペインGP FP2レポート
スペインGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。2番手はフェラーリのキミ・ライコネン。メルセデスとフェラーリによる接近戦の様相を呈してきた。マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは7位だった。
編集: 2016/05/13 13:50
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録













現地時間の14時から行われたフリー走行2回目。午前中に行われたフリー走行1回目では、唯一ソフトタイヤを使ったフェラーリが1-2だった。しかし、同じ状況下でのフェラーリとメルセデスの性能差がどれほどなのか? ここが、このFP2最大の注目ポイントである。
序盤から各車がコースインし、チェックラップを行ってからアタックに入る。セッション序盤にタイムシートの上位を埋めたのはやはりフェラーリ。ミディアムを履き、まずはキミ・ライコネンが1分26秒525でトップ。次いでセバスチャン・ベッテルが1分26秒306を記録し、首位の座を奪う。
一方、メルセデスのルイス・ハミルトンはソフトタイヤを装着し、アタックラップに入るが、それと時を同じくしてメインストレートでルノーのジョリオン・パーマーが左リヤタイヤをバーストさせてしまう。これでヴァーチャル・セーフティカーの導入が宣言され、結局赤旗中断。ハミルトンのソフトタイヤでのアタックは完了しなかった。
パーマーのバーストは、イン側のショルダー部分から、タイヤが破裂したように見えた。このクルマは、午前中にエスティバン・オコンがドライブしていた時にもタイヤをパンクさせており、その因果関係があるのかどうか、チームの発表が待たれるところだ。
約7分間の中断の後、セッション再開。再開後にトップタイムを更新したのは、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソである。アロンソはミディアムタイヤを履き、1分26秒268でトップ。ただ、すぐにハミルトンがミディアムで1分25秒607を記録し、トップを更新する。また、レッドブルのマックス・フェルスタッペンも2番手タイムを記録。移籍初戦から好調である。
フェラーリは今回のセッションでも、ソフトタイヤを惜しみなく投入。キミ・ライコネンが1分24秒176という好タイムを出して首位に立つ。また、トロロッソのカルロス・サインツJr.もこれに続き2番手である。
ピットレーンでは、エンジンを止めてしまったジェンソン・バトンが、ゆるゆるとピットに戻る。何かのトラブルだろうか? ピットに戻ったバトンのマシンは、フロントのブレーキダクトを交換する作業を行っている。
ミディアムでのアタックを終えたマシンは、ピットに戻ってソフトタイヤを装着。アタックを行う。ライコネンのトップタイムを更新したのはニコ・ロズベルグで、1分23秒922を記録。自身のミディアムタイヤでのタイムを約2秒更新したものの、ライコネンとの差は0.2秒と小さい。ハミルトンはライコネンに届かず3番手。ベッテルも最初のアタックにミスがあり、ロズベルグから1秒遅れの4番手になっている。しかし今回のグランプリ、メルセデスとフェラーリの差は非常に小さいように見え、予選〜決勝はこの2チームによる激戦となるかもしれない。
上位2チームの後につけたのは、トロロッソとレッドブルだ。トロロッソはサインツJr.が5番手タイム、レッドブルはダニエル・リカルドが6番手につけた。リカルドのチームメイトである、加入したばかりのマックス・フェルスタッペンも8番手につけており、シーズン途中で移籍を決断したレッドブル首脳陣の期待に応えている格好だ。トロロッソに降格させられてしまったダニール・クビアトは、まだマシンに慣れないのか、サインツJr.から大きく遅れを取っている。
マクラーレンのアロンソはソフトタイヤでも速く、レッドブル2台の間を割る7番手。アップデートが功を奏したようで、今回こそQ3進出が近づいてきているかもしれない。チームメイトのジェンソン・バトンは12番手である。
なお、ここバルセロナで苦しんでいるのはウイリアムズの2台。彼らは揃ってトップ10入りを果たせなかった。ウイリアムズのマシンはダウンフォースが少なめと言われており、そのマシン特性が、サーキットに合っていないのかもしれない。
セッション後半には、各車がロングランを実施。詳細の分析は後ほどお伝えするが、やはりロングランでもメルセデスとフェラーリが一歩抜けていそうだ。ベッテルはソフトタイヤを履き、少ない1分29秒台のペースを連続させるなど、かなり高い戦闘力を感じさせる。メルセデスの2台も同様だ。ライコネンはミディアムを履いたが、若干デグラデーションに苦労しているようである。
また、ハードタイヤでロングランを行ったサインツJr.のペースも印象的。1周あたりのラップタイムも悪くなく、その上デグラデーションも少ないように見える。ただ、すでにハードタイヤを使い切ってしまったチーム、1セットしか持ち込んでいないチームもあり、その取捨選択が難しいところである。
スペインGP フリー走行2回目結果
PosDriverTeamTimeGapLaps 1
Nico Rosberg
Mercedes 1:23.922 35 2
Kimi Raikkonen
Ferrari 1:24.176 +0.254 31 3
Lewis Hamilton
Mercedes 1:24.641 +0.719 27 4
Sebastian Vettel
Ferrari 1:25.017 +1.095 35 5
Carlos Sainz Jr.
Toro Rosso 1:25.131 +1.209 39 6
Daniel Ricciardo
Red Bull Racing 1:25.194 +1.272 37 7
Fernando Alonso
McLaren 1:25.342 +1.420 31 8
Max Verstappen
Red Bull Racing 1:25.375 +1.453 31 9
Sergio Perez
Force India 1:25.437 +1.515 32 10
Nico Hulkenberg
Force India 1:25.453 +1.531 35 11
Valtteri Bottas
Williams 1:25.708 +1.786 30 12
Jenson Button
McLaren 1:25.893 +1.971 20 13
Romain Grosjean
Haas F1 Team 1:25.899 +1.977 33 14
Kevin Magnussen
Renault F1 Team 1:26.244 +2.322 40 15
Daniil Kvyat
Toro Rosso 1:26.375 +2.453 44 16
Felipe Massa
Williams 1:26.491 +2.569 36 17
Jolyon Palmer
Renault F1 Team 1:26.770 +2.848 16 18
Pascal Wehrlein
Manor Racing 1:26.960 +3.038 40 19
Rio Haryanto
Manor Racing 1:27.252 +3.330 39 20
Felipe Nasr
Sauber 1:27.812 +3.890 40 21
Esteban Gutierrez
Haas F1 Team 1:28.205 +4.283 9 22
Marcus Ericsson
Sauber 1:28.501 +4.579 42
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ベッテルがソフトタイヤで最速。3-4位メルセデスとの真の差は?
次の記事 ロズベルグが首位もトラブル。上位2チームは接戦:スペインGPフリー走行3回目レポート
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
フェルナンド アロンソ

アロンソ、リタイアの原因は異常なパワー不足と明かす「ホンダを信頼して、良くなっていくことを期待するしかない」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 日前
アロンソ、リタイアの原因は異常なパワー不足と明かす「ホンダを信頼して、良くなっていくことを期待するしかない」

アロンソ、予選でのミスに「ポールが獲れなかったのはそのせい!」とジョーク? 決勝はパーツ温存が目標に
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
アロンソ、予選でのミスに「ポールが獲れなかったのはそのせい!」とジョーク? 決勝はパーツ温存が目標に

アストンマーティン、2台ともがグリッド降格ペナルティでグリッド最後列に。パワーユニットの一部コンポーネントを交換
F1
F1
アゼルバイジャンGP
3 日前
アストンマーティン、2台ともがグリッド降格ペナルティでグリッド最後列に。パワーユニットの一部コンポーネントを交換
最新ニュース

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」
WEC
WEC WEC
Fuji
3 時間前
次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
3 時間前
フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」

小林可夢偉、”色々噛み合わなかった”母国富士戦。しかし旧友スティーブンスとの大バトルも魅せた「爪痕残さないとと思って……当たってないですよ!」
WEC
WEC WEC
Fuji
3 時間前
小林可夢偉、”色々噛み合わなかった”母国富士戦。しかし旧友スティーブンスとの大バトルも魅せた「爪痕残さないとと思って……当たってないですよ!」

アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
4 時間前
アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く
Widget prime_content_fullwidth doesn't have content
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録