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メルセデスのF1パワーユニット、テストベンチで熱効率50%超えを達成

メルセデスのF1パワーユニットは、ブリックスワースのファクトリー内のテストベンチで、初めて熱効率50%超えを達成したという。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2017/09/13 11:18

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The engine cover on the car of Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08

Lewis Hamilton, Mercedes-Benz F1 W08

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08

Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08

Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08

Showcar Mercedes-AMG Project ONE and the Mercedes AMG F1 W08

Showcar Mercedes-AMG Project ONE and the Mercedes AMG F1 W08

Showcar Mercedes-AMG Project ONE

 メルセデスのF1パワーユニット(PU)は、ブリックスワースのファクトリーのテストベンチで、初めて熱効率50%越えを達成したという。

 この驚異的な熱効率の達成は、メルセデスがPUを改良していくにあたって、大きな進歩を遂げた証でもある。また、同時に歴史上最も効率的なレーシングエンジンになったと言うこともできる。

 熱効率は、現代のエンジン製造者にとって、最も重要な指標のひとつであると言える。これは、加えられた熱量(自動車で言えばガソリン)から生み出された有用なエネルギー量によって計算されるものだ。

 現在のF1では、レース中に使用できるガソリンは105kgと厳しく制限されているため、熱効率は特に重要になっている。

 今回メルセデスのPUが達成した50%という熱効率は、世界でも最高レベルの内燃機関であるということも示している。

 この数値は、大型のコンテナ輸送船に搭載されるディーゼルエンジンのレベルに近づいている。ただ、ガスタービンエンジンは、60%以上の熱効率を実現することができるとされている。

 50%という数値は、コース上で実現されたものではない。しかし、かつての自然吸気(NA)エンジン時代の30%という熱効率を、遥かに凌ぐものとなっている。

 2014年に、現在のV6ターボハイブリッド”パワーユニット”が導入された際、メルセデスのPUは44%の熱効率を達成していた。しかしそれ以降も、メルセデスは着実に性能を向上させてきたわけだ。

 メルセデスはF1公式サイトで、次のように述べている。

「V8時代のNAエンジンの熱効率は29%だった。2005年に最後の年を迎えたV10エンジンは、毎時194kgの燃料を”がぶ飲み”していたわけだ。同じ量のパワーを保ったまま、燃料流量を約半分にするというのは、かなりのことだ」

「デビューしてから3年半、メルセデスAMGのF1パワーユニットは、ブリックスワースのテストベンチで、50%以上の熱効率を達成した」

「言い換えれば、廃棄してしまうエネルギーよりも多くのパワーを生み出しているということになる。これはどんなハイブリッドエンジンにとっても目覚ましく画期的なことだし、全開で走らせるレーシングエンジンとすれば尚更だ。2014年と比較しても、同じ量の燃料を使用して、出力は109馬力増えている」

 メルセデスがフランクフルトモーターショーで発表した新型のスーパーカー”Project ONE”には、F1エンジンが搭載されている。この熱効率は40%である。

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