フリー走行レポート
F1 ヨーロッパGP
ヨーロッパGPフリー走行1回目:ハミルトンがトップ。リカルドがクラッシュ第1号
バクー市街地コースで行われているヨーロッパGPのフリー走行1回目。メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。
編集: 2016/06/17 11:43
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

初開催を迎えたアゼルバイジャンの首都バクーの市街地コースを舞台にした、ヨーロッパGP。そのフリー走行1回目で注目を集めたのは、タイムよりも何よりも、そのコースである。
多くのドライバーが狭いランオフエリア、そして最高速から一気に減速し、さらにシケインを通過して進入するピットレーンについて、その危険性を懸念する声が上げていた。
実際にマシンが走ってみると、全体的なコース幅はかなり広く見える。ただし、ターン8〜ターン12にかけての登り区間は細かいコーナーが連続する上、その幅も極端に狭い。この区間は、2台が並んで走るのはまず無理だろう。
また懸念されたランオフエリアの狭さも確認された。ブレーキングポイントの先には概ねランオフエリアが設定されているもののその面積は狭く、スピンターンしてマシンの向きを変えるのが難しい場所も多い。そのため、バックギヤを使って切り返すようなシーンが散見された。当然コースに復帰するには多大なる時間がかかるため、決勝レースでは1回のオーバーランが命取りとなってしまうだろう。
そのコースでクラッシュ第1号となったのは、レッドブルのダニエル・リカルドである。リカルドはアタックラップ、ターン15でワイドになってしまい、アウト側のウォールにクラッシュ。マシンの右サイドを大破させてしまった。この事故で赤旗となり、セッションが中断された。
このマシンを回収には時間がかかった。コース両サイドにはマシンを収容するスペースはなく、クレーンが付いたローダーをコースに入れ、ターン15まで釣り上げ、ランオフエリア先まで持っていかなければならない。これも、決勝レースで時間がかかりそうで、波乱の原因となるかもしれない、
結局リカルドのマシン撤去には10分を要し、残り13分というところからセッション再開。その直後、今度はトロロッソのカルロス・サインツJr.がウォールにノーズをヒットしてしまう。大きなクラッシュではなかったが、フロントウイングのステーが割れてしまい、ピットに戻っている。
さて速さはといえば、やはり今回もメルセデスの2台が優勢か? セッション序盤からほとんどの時間を1-2体制でクリアしてきた。これに続くのはウイリアムズのバルテリ・ボッタスで、やはり”高速市街地サーキット”と言われるだけあり、最高速に定評があるメルセデス製パワーユニット搭載マシンが上位につけている。
ただ、これに続いたのはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ。チームメイトのジェンソン・バトンも6番手につけており、まだまだ最初のセッションで正確な比較をするのは時期尚早であるとはいえ、幸先の良いスタートとなった。
トップ8はメルセデス、ウイリアムズ、マクラーレン・ホンダ、フォースインディアの4チームが占める……かと思われたが、最後の最後でサインツJr.がニコ・ヒュルケンベルグを抜いて8番手、フェラーリのセバスチャン・ベッテルも大きくタイムを上げ、5番手に上がってきた。なおベッテルのチームメイトであるキミ・ライコネンは12番手、レッドブルの2台はその後方に終わっている。
まだまだ、チーム間の差を見極めるのが難しい状況のヨーロッパGP。さて、この後のセッションで勢力図はどのように変化していくだろうか?
ヨーロッパGPフリー走行1回目結果
PosDriverChassisEngineLapsTimeGapInterval 1
Lewis Hamilton Mercedes Mercedes 23 1'46.435 2
Nico Rosberg Mercedes Mercedes 32 1'46.812 0.377 0.377 3
Valtteri Bottas Williams Mercedes 34 1'47.096 0.661 0.284 4
Fernando Alonso McLaren Honda 21 1'47.989 1.554 0.893 5
Sebastian Vettel Ferrari Ferrari 26 1'48.627 2.192 0.638 6
Sergio Perez Force India Mercedes 17 1'48.922 2.487 0.295 7
Jenson Button McLaren Honda 21 1'49.019 2.584 0.097 8
Felipe Massa Williams Mercedes 22 1'49.125 2.690 0.106 9
Carlos Sainz Jr. Toro Rosso Ferrari 16 1'49.267 2.832 0.142 10
Nico Hulkenberg Force India Mercedes 27 1'49.301 2.866 0.034 11
Romain Grosjean Haas Ferrari 20 1'49.611 3.176 0.310 12
Kimi Raikkonen Ferrari Ferrari 16 1'49.635 3.200 0.024 13
Daniel Ricciardo Red Bull TAG 17 1'49.778 3.343 0.143 14
Esteban Gutierrez Haas Ferrari 25 1'50.167 3.732 0.389 15
Marcus Ericsson Sauber Ferrari 18 1'50.473 4.038 0.306 16
Max Verstappen Red Bull TAG 7 1'50.485 4.050 0.012 17
Daniil Kvyat Toro Rosso Ferrari 19 1'50.551 4.116 0.066 18
Jolyon Palmer Renault Renault 25 1'50.910 4.475 0.359 19
Kevin Magnussen Renault Renault 27 1'50.939 4.504 0.029 20
Pascal Wehrlein Manor Mercedes 24 1'51.219 4.784 0.280 21
Felipe Nasr Sauber Ferrari 11 1'51.771 5.336 0.552 22
Rio Haryanto Manor Mercedes 28 1'51.925 5.490 0.154
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ベッテル”カモメ事件”を熱弁。ハミルトンも2ストップ計画に言及
次の記事 F1ヨーロッパGP決勝:ロズベルグ、初開催バクーを完全制圧。ベッテルが2位
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
ルイス ハミルトン

予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 日前
予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」

フェラーリ、アゼルバイジャン初日苦しむ「マシンバランスとタイヤに苦戦。やるべきことは多い」とバスール代表
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
フェラーリ、アゼルバイジャン初日苦しむ「マシンバランスとタイヤに苦戦。やるべきことは多い」とバスール代表

ハミルトン、フェラーリにスタッフ入れ替えを要求? 伊メディアの報道を本人が否定
F1
F1
スペインGP
8 日前
ハミルトン、フェラーリにスタッフ入れ替えを要求? 伊メディアの報道を本人が否定
最新ニュース

「誇りに思える週末だった」ラッセル、バクー勝利で自信ついた! 残りレース全勝計画ブチ上げる
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
10 時間前
「誇りに思える週末だった」ラッセル、バクー勝利で自信ついた! 残りレース全勝計画ブチ上げる

WEC富士、レース終盤に衝撃のクラッシュ……マクラーレン720Sがメインストレートのガードレールに激突! その原因は”側面”スリップストリームだった!?
WEC
WEC WEC
Fuji
11 時間前
WEC富士、レース終盤に衝撃のクラッシュ……マクラーレン720Sがメインストレートのガードレールに激突! その原因は”側面”スリップストリームだった!?

トヨタ8号車が富士6時間を制す「最終コーナーを立ち上がるまで分からなかった」平川亮、0.591秒差で母国勝利
WEC
WEC WEC
Fuji
11 時間前
トヨタ8号車が富士6時間を制す「最終コーナーを立ち上がるまで分からなかった」平川亮、0.591秒差で母国勝利

激走マルタンス、平川亮とトヨタを苦しめる「あと1〜2周あれば……彼らの母国で、抜いてやりたかったな!」|WEC富士6時間
WEC
WEC WEC
Fuji
11 時間前
激走マルタンス、平川亮とトヨタを苦しめる「あと1〜2周あれば……彼らの母国で、抜いてやりたかったな!」|WEC富士6時間
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録