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フリー走行レポート

ヨーロッパGPフリー走行1回目:ハミルトンがトップ。リカルドがクラッシュ第1号

バクー市街地コースで行われているヨーロッパGPのフリー走行1回目。メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid

写真:: XPB Images

 初開催を迎えたアゼルバイジャンの首都バクーの市街地コースを舞台にした、ヨーロッパGP。そのフリー走行1回目で注目を集めたのは、タイムよりも何よりも、そのコースである。

 多くのドライバーが狭いランオフエリア、そして最高速から一気に減速し、さらにシケインを通過して進入するピットレーンについて、その危険性を懸念する声が上げていた。

 実際にマシンが走ってみると、全体的なコース幅はかなり広く見える。ただし、ターン8〜ターン12にかけての登り区間は細かいコーナーが連続する上、その幅も極端に狭い。この区間は、2台が並んで走るのはまず無理だろう。

 また懸念されたランオフエリアの狭さも確認された。ブレーキングポイントの先には概ねランオフエリアが設定されているもののその面積は狭く、スピンターンしてマシンの向きを変えるのが難しい場所も多い。そのため、バックギヤを使って切り返すようなシーンが散見された。当然コースに復帰するには多大なる時間がかかるため、決勝レースでは1回のオーバーランが命取りとなってしまうだろう。

 そのコースでクラッシュ第1号となったのは、レッドブルのダニエル・リカルドである。リカルドはアタックラップ、ターン15でワイドになってしまい、アウト側のウォールにクラッシュ。マシンの右サイドを大破させてしまった。この事故で赤旗となり、セッションが中断された。

 このマシンを回収には時間がかかった。コース両サイドにはマシンを収容するスペースはなく、クレーンが付いたローダーをコースに入れ、ターン15まで釣り上げ、ランオフエリア先まで持っていかなければならない。これも、決勝レースで時間がかかりそうで、波乱の原因となるかもしれない、

 結局リカルドのマシン撤去には10分を要し、残り13分というところからセッション再開。その直後、今度はトロロッソのカルロス・サインツJr.がウォールにノーズをヒットしてしまう。大きなクラッシュではなかったが、フロントウイングのステーが割れてしまい、ピットに戻っている。

 さて速さはといえば、やはり今回もメルセデスの2台が優勢か? セッション序盤からほとんどの時間を1-2体制でクリアしてきた。これに続くのはウイリアムズのバルテリ・ボッタスで、やはり”高速市街地サーキット”と言われるだけあり、最高速に定評があるメルセデス製パワーユニット搭載マシンが上位につけている。

 ただ、これに続いたのはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ。チームメイトのジェンソン・バトンも6番手につけており、まだまだ最初のセッションで正確な比較をするのは時期尚早であるとはいえ、幸先の良いスタートとなった。

 トップ8はメルセデス、ウイリアムズ、マクラーレン・ホンダ、フォースインディアの4チームが占める……かと思われたが、最後の最後でサインツJr.がニコ・ヒュルケンベルグを抜いて8番手、フェラーリのセバスチャン・ベッテルも大きくタイムを上げ、5番手に上がってきた。なおベッテルのチームメイトであるキミ・ライコネンは12番手、レッドブルの2台はその後方に終わっている。

 まだまだ、チーム間の差を見極めるのが難しい状況のヨーロッパGP。さて、この後のセッションで勢力図はどのように変化していくだろうか?

ヨーロッパGPフリー走行1回目結果

PosDriverChassisEngineLapsTimeGapInterval
1  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 23 1'46.435    
2  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 32 1'46.812 0.377 0.377
3  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 34 1'47.096 0.661 0.284
4  Fernando Alonso  McLaren Honda 21 1'47.989 1.554 0.893
5  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 26 1'48.627 2.192 0.638
6  Sergio Perez  Force India Mercedes 17 1'48.922 2.487 0.295
7  Jenson Button  McLaren Honda 21 1'49.019 2.584 0.097
8  Felipe Massa  Williams Mercedes 22 1'49.125 2.690 0.106
9  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 16 1'49.267 2.832 0.142
10  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 27 1'49.301 2.866 0.034
11  Romain Grosjean  Haas Ferrari 20 1'49.611 3.176 0.310
12  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 16 1'49.635 3.200 0.024
13  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 17 1'49.778 3.343 0.143
14  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 25 1'50.167 3.732 0.389
15  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 18 1'50.473 4.038 0.306
16  Max Verstappen  Red Bull TAG 7 1'50.485 4.050 0.012
17  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 19 1'50.551 4.116 0.066
18  Jolyon Palmer  Renault Renault 25 1'50.910 4.475 0.359
19  Kevin Magnussen  Renault Renault 27 1'50.939 4.504 0.029
20  Pascal Wehrlein  Manor Mercedes 24 1'51.219 4.784 0.280
21  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 11 1'51.771 5.336 0.552
22  Rio Haryanto  Manor Mercedes 28 1'51.925 5.490 0.154

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