ティクトゥムのF1参戦に黄信号? アジア冬季F3がポイント付与対象外に

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ティクトゥムのF1参戦に黄信号? アジア冬季F3がポイント付与対象外に
執筆:
2019/01/23 1:05

ダニエル・ティクトゥムがスーパーライセンスポイント獲得のために参戦しているアジアF3ウインターシリーズが、スーパーライセンスポイントの対象外になるかもしれないことが分かった。

 レッドブルのジュニアドライバーであるダニエル・ティクトゥムは、スーパーライセンスポイント獲得を目指し、アジアF3ウインターシリーズ(AWS)に参戦している。しかし、当初はスーパーライセンス付与の対象シリーズとされていたAWSだが、一転ポイント獲得の対象外とされる可能性があることが分かった。

 ティクトゥムは現在スーパーライセンスポイント35を保持しており、今季の主戦場をスーパーフォーミュラとすることが決まっている。しかしティクトゥムは、スーパーフォーミュラ参戦を前に、F1昇格に必要なスーパーライセンスポイント40を満たすため、AWSに参戦中である。

 アジア初のF3冬季シリーズであるAWSは、昨年12月にFIAが発表したスーパーライセンス対象シリーズのリストに入れられていた。しかし、FIAが定めた基準を満たしていないとの理由から、スーパーライセンスの対象外とするという報告があったようだ。

 FIAが公開している付則Lでは、スーパーライセンスの対象シリーズとなるためには、最低でも5回の週末で構成されていなければならず、さらに3箇所以上のサーキットで開催されなければならないと規定されている。

 しかしAWSは、タイのブリーラムとマレーシアのセパンのみでの開催。しかも3回の週末(ブリーラム1回&セパン2回)のみで構成されるシリーズである。このような内容となっているにも関わらず、AWSは12月にFIAが発表したスーパーライセンスポイント対象シリーズのリストに含まれていた。

 AWSのオーガナイザーであるトップスピード社のダビデ・デ・ゴッビは、motorsport.comに対して「我々は基準を知っていた」と語った。

「しかし、AWSがFIAが発表したリストに記載され、そして9月18日にスケジュールを含むAWSの詳細をシングル・シーター・グループが発表した時、我々はスーパーライセンスポイントが割り当てられているということを意味すると理解した」

 ティクトゥムはスーパーライセンスポイントを獲得するためだけにAWSに参戦したとされている。これを考えると、ポイントを付与されないことになった今の状況は、ティクトゥムにとって非常に困難になったのではないかと尋ねられると、デ・ゴッビは次のように答えた。

「我々は、FIAが公表した付則Lに基づき、誠実に行動したと信じている」

「我々は現在、いくつかの問題に関してFIAからの説明を求めている。しかし、最近の動向については明らかに失望している」

「我々は、FIAの新時代のリージョナルF3の有効性を実証するため、大きな進歩を遂げたと信じている。そして、F3のアジア選手権とAWSを強化していくために、努力を続けていく」

 FIAのセーフティ・ディレクターであるアダム・ベイカーは、motorsport.comに対して、今回の件を次のように説明する。

「付則Lで定義されている基準が満たされているなら、表に記載されている全ての選手権がスーパーライセンスポイントの対象となる」

「これまでの年と同様に、付則Lの基準には、チャンピオンシップが開催される週末の数も含まれている」

「付則Lの要件を満たしていないチャンピオンシップは、残念ながらスーパーライセンスポイントの対象にはならない」

 ティクトゥムは前述の通り、スーパーライセンスポイントをあと5ポイント獲得しなければいけない。そのためには、もしAWSがスーパーライセンス付与の対象だったとしても、ランキング上位3位以内でシーズンを終えなければならない。しかしながら、開幕戦ではインシデントに見舞われ、さらに2戦目ではマシントラブルに見舞われたことで、現在ランキング8位となっている。

 ティクトゥムに近い情報筋よれば、ティクトゥムが2月23日と24日に開催されるシリーズ最終戦に出走するかどうかは、近々決定されるという。

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シリーズ F1 , その他
ドライバー ダニエル ティクトゥム
チーム ハイテック・レーシング
執筆者 Marcus Simmons
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