ロベルト・モレノ、2位表彰台の思い出の地鈴鹿へ「良い思い出ばかり」
1990年の日本GPで2位表彰台を獲得したロベルト・モレノが、鈴鹿サウンド・オブ・エンジンに来場。その感想を語った。
ロベルト・モレノ
吉田知弘
鈴鹿サーキットで行われている「SUZUKA Sound of ENGINE 2017」に特別ゲストとして来場している元F1ドライバーのロベルト・モレノは、久しぶりの鈴鹿サーキットと、再会できた多くのファンに感激している様子だった。
1987年にF1デビューし、1990年の日本GPには事故による負傷で欠場を余儀なくされたアレッサンドロ・ナニー二の代役としてベネトンから参戦。同郷の先輩であるネルソン・ピケと素晴らしい走りを見せ2位表彰台を獲得した。そしてレース後のパルクフェルメでは、涙を流して喜んでいた。
鈴鹿サーキットにやってくるのはF1での現役最終年度となった1995年以来とのこと。今日は生憎の雨で寒さも厳しい1日となったが、それでも彼をひと目見ようとトークショーやサイン会には多くのファンが集まり、モレノも1人1人に対して丁寧にサインを行うなど終始笑顔でファンサービスを行なっていたのが印象的だった。
「多分、1995年のF1日本GP以来だから……22年ぶりか! もう、そんなに経ってしまったんだね!」と驚いていたモレノ。鈴鹿サーキットについての印象は、このように語ってくれた。
「こうして鈴鹿に戻ってこられたのが本当に嬉しい。鈴鹿での良い思い出ばかりだ。1984年に日本に来て初めてレースをしたし、1987年の日本GPは僕にとって記念すべきF1デビュー戦だった。もちろん、1990年の2位は僕のF1キャリアの中で唯一の表彰台となった」
「だから鈴鹿に帰ってこられるのは非常に楽しみだったし、今回モビリティランドにこのような機会をいただいて本当に感謝している」
当初はデモレース等でマシンをドライブする予定ではなかったというが、参加しているオーナーたちの厚意で、ウィリアムズFW04やFW08をドライブ。マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワンの1イベントである1ラップ・タイムアタックでは、FW08を駆りトップタイムを記録した。
「ここまで3台のマシンをドライブさせてもらった。昨日(金曜日)はヘスケスのマシンに乗って、今日の午前はウイリアムズFW04、午後はFW08に乗せてもらった。どのマシンも楽しくドライブできたし、ウイリアムズのF1マシンをドライブするという夢も叶った。特にケケ・ロズベルグが乗ったFW08は格別だった」
「たくさんのファンが会いに来てくれて、みんな1990年のF1日本GPとか、昔の雑誌を持ってきてくれるんだ。みんなすごく熱心で、すごく嬉しい。今日は雨になったけど、それでも多くのファンが会いにきてくれて、本当に嬉しい1日だった。明日も楽しみだ」
取材・執筆/吉田知弘
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