
FIA F2の2019年最終ラウンド、アブダビ戦の予選が行われ、DAMSのセルジオ・セッテ・カマラがポールポジションを獲得した。カーリンの松下信治は4番手となった。
FIA F2のアブダビラウンド予選が行なわれ、DAMSのセルジオ・セッテ・カマラがポールポジションを獲得した。
F1のフリー走行2回目も終わり漆黒の闇に包まれる中、ヤス・マリーナ・サーキットはカクテルライトに照らされ、FIA F2の予選セッションが始まった。
まずはセルジオ・セッテ・カマラ(DAMS)が1分50秒277を記録。これをルイ・デレトラ(カーリン)が1分50秒237で上回った。松下信治(カーリン)も僅差で2台に続いた。ただ、カラム・アイロット(チャロウズ)が1分50秒128を計測し、首位に立つことになった。
各車そのまま2アタック目にも入っていくが、いずれもタイムアップならず。タイヤの”美味しいところ”は1アタックのみといった印象である。
ニック・デ・フリーズ(ART)やニコラス・ラティフィ(DAMS)、ミック・シューマッハー(プレマ)らはトラフィックを嫌い、コースインのタイミングを遅らせた。その中で最速だったのはラティフィで総合4番手、デ・フリーズがその後方5番手につけた。
残り8分半というところで、デ・フリーズを先頭に2度目のコースイン。これにセッテ・カマラが続き、その他のマシンも続々とコースに入っていった。
ここで速さを見せたのがセッテ・カマラ。彼はセクター3を全体ベストで駆け抜け、1分49秒751で首位に立った。これにアイロット、デレトラ、松下と続いた。
そんな中、プレマのショーン・ゲラエルが最終セクターでスピン! ピットレーンの入り口付近にマシンを止めてしまった。これで後続のマシンはタイムアップのチャンスを失うことになった。
結局セッテ・カマラがポールポジションを獲得。以下アイロット、デレトラと続いた。松下は土曜日のレース1を4番グリッドからスタートさせることになった。
今季のF2王者であるデ・フリーズは6番手。カンポスの佐藤万璃音は16番手となった。