
F2アゼルバイジャンラウンドの予選が行われ、カーリンの松下信治がポールポジションを獲得した。
FIA F2アゼルバイジャンラウンドの予選が行われ、カーリンの松下信治がポールポジションを獲得した。タイムは1分54秒555だった。
直前に行われたF1のフリー走行1回目では、コース上にあるマンホールに安全上の問題が発生。点検、確認作業に時間がかかった結果、F2の予選は30分遅れでのスタートとなった。
開始5分でショーン・ゲラエル(プレマ・レーシング)のマシンがターン8でストップ。セッションは赤旗中断となった。ゲラエルはコースマーシャルによる押しがけを試みるも、急発進したゲラエルのマシンの後輪にマーシャルが巻き込まれてしまうという非常に危険な場面もあった。幸いマーシャルは自力で立ち上がって歩いており、大事には至らなかったようだ。
セッションが再開されると、各車最初のタイムアタックへ。この時点でのトップタイムは1分55秒468を記録したルカ・ギオット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)で、ニック・デ・フリーズ(ARTグランプリ)、そしてフリー走行から好調の松下信治(カーリン)がそれに続いた。
残り7分ごろから各車が一気にコースイン。ウォームアップランをじっくりと2周行った後、最後のアタックへと向かう。その結果タイムは軒並み向上し、激しいポール争いとなった。
まずはデ・フリーズが1分54秒999でトップに。ギオットのタイムをコンマ5秒近く更新した。その後ギオットも自己ベストを更新するも、デ・フリーズには届かず。しかし、そのすぐ後ろにつけていた松下が1分54秒555という驚異的なタイムでトップに浮上。その後このタイムを上回るドライバーは現れず、松下のポールポジションが確定した。松下にとってはART時代の2017年のイタリアラウンドで記録して以来、自身2度目のPPとなった。
2番手はデ・フリーズ、3番手にはギオットが入った。4番手以下はDAMSのセルジオ・セッテ・カマラ、フリー走行で速さを見せたジョーダン・キング(MPモータースポーツ)、ミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)が続いた。
なお、松下が最前列からスタートするレース1は、4月27日(土)17時(日本時間)にスタート予定となっている。