タチアナ・カルデロン、チャロウズからFIA F2に復帰「まだ信じられないくらい！」今季は残り4戦に参加

　タチアナ・カルデロンは、ジェム・ボリュクバシに代わりチャロウズからFIA F2の2022年シーズン残り4戦に参加することとなった。

　ボリュクバシとチャロウズの契約は双方合意の上で終了。カルデロンは、BWTアーデンから参戦していた2019年シーズン以来3年ぶりにF2をドライブすることになる。

　カルデロンは2019年シーズンをランキング22位で終えると、2020〜2021年シーズンはドラゴコルセからスーパーフォーミュラへ参戦するかたわら、リシャール・ミル・レーシングからヨーロッパ・ル・マン・シリーズや世界耐久選手権（WEC）に参加していた。

　2022年はアメリカへ活躍の場を移し、A.J.フォイト・レーシングからインディカーに参戦。しかし、メインスポンサーのROKiTに関する財政トラブルにより、ロード／ストリートコースでの7戦を戦ったのみで参戦終了となった。

Tatiana Calderon, Arden

Photo by: Joe Portlock / Motorsport Images

　ベルギー戦に先立ち、カルデロンは次のように語った。

「F2への復帰を本当に楽しみにしています。まだ信じられないくらい！」

「マシンを運転するのは久しぶりだけど、素晴らしい機会を最大限に活用したいです」

　チームオーナーのアントニン・チャロウズは、次のように語っている。

「タチアナを迎えることができ、とてもうれしく思っている。彼女はとても競争力のあるドライバーで、彼女の経験値は、きっとチームにとって本当に貴重なモノになるだろう」

「残り4戦、厳しいトリプルヘッダーが控えている。最高の状態でアブダビを迎え、シーズンを締めくくるためにこの週末は我々にとって非常に重要なモノになる」

　カルデロンは、以前アルファロメオのテストドライバーを務め、現在もF2に参戦した唯一の女性ドライバーとなっている。