F2:ジャック・ドゥーハン、燃料足りず予選結果から除外。岩佐歩夢、レース1は4番手からスタートへ
ヴィルトゥオーシ・レーシングのジャック・ドゥーハンは、第2戦ジェッダの予選後に提出する燃料サンプルの量が足りず、予選結果から除外されることになった。
Jack Doohan, F2
FIA Formula 2
FIA F2の予選は、多くのドライバーにペナルティが科される結果となった。これにより、土曜日のレース1および日曜日のレース2のスターティンググリッドが、予選結果から大きく変更される。
ヴィルトゥオーシ・レーシングのジャック・ドゥーハンは、赤旗が3度出る波乱の展開となった第2戦ジェッダの予選終盤に3番手タイムを記録したが、レース1とレース2ともにグリッド最後尾からスタートすることになってしまった。
FIAは、予選後のパルクフェルメで提出が義務付けられている0.8kgの燃料を、彼のチームが提出できなかったと判断。このため、ドゥーハンの予選タイムは抹消となってしまった。
このため、予選でドゥーハンよりも後ろだったドライバーはひとつずつ順位を上げた。岩佐歩夢(DAMS)は予選6番手に繰り上がった。
FIAは報告書の中で、3度の赤旗が出る異常なセッションで、ヴィルトゥオーシ・レーシングが燃料搭載量の計算を誤ったことを認め、”不正の意図はなかった”と述べている。
「スチュワードは、赤旗が出された数から見て異常なセッションだったというチームマネジャーの発言を認める。一方、チーム側は燃料搭載量の計算を誤ったことを認めた」
「この問題を広範囲に検討した結果、スチュワードは不正の意図はないと結論づけた。しかし、技術規則に違反したことに議論の余地はなく、このような違反に対する標準的なペナルティが科されることになる」
予選で出された3回の赤旗のうち1回目は、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)のマシンが炎上したために出されたものだった。リヤから煙が出ていた彼のマシンは、コースサイドに停車。すると火が大きくなり、マーシャルが消火活動にあたった。
2度目の赤旗はカーリンのローガン・サージェントがターン17でクラッシュしたため。さらに、残り時間5分で3度目の赤旗が出されたが、これはコース上のインシデントではなく、GPSのアラームが原因だったようだ。
予選では、他にも様々な違反により、数名のドライバーにグリッドペナルティが科せられた。
ドゥーハンのペナルティにより、予選8番手に繰り上がったユーリ・ヴィップス(ハイテック)だが、エンツォ・フィッティパルディ(チャロウズ)のアタックを妨害したとしてレース1での3グリッド降格とペナルティポイント1を科された。
このため、レース1を3番手からスタートするはずだったヴィップスは6番手まで降格となる。この影響で、岩佐はレース1を4番手からスタートすることになる。
他にも予選16番手のフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)や、予選17番手のオリー・コールドウェル(カンポス)も他車を妨害したとして3グリッド降格とペナルティポイント1が科せられた。
予選11番手のクレメント・ノバラク(MPモータースポーツ)は、コールドウェルのアタックを妨害。ノバラクはミラーを確認せずにコースを横切り、フライングラップ中だったコールドウェルは衝突を避けるために緊急回避行動を余儀なくされたため、より厳しい5グリッド降格および3ペナルティポイント加算の処分が科されている。
さらに、予選19番手のアマリー・コルディール(VAR)は、サージェントのクラッシュ後に警告フラッグを無視したとして、10グリッド降格およびペナルティポイント4点という重いペナルティを受けた。
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