ジャック・ドゥーハン、伝説ライダーの父ミックをヘルメットでトリビュート「誇りに思っている」
FIA F2に参戦中のジャック・ドゥーハンは、MotoGPレジェンドである父ミックをトリビュートしたヘルメットを使用していることを、誇りに思っていると言う。

2022年にFIA F2へ参戦しているジャック・ドゥーハン。ロードレース世界選手権の500ccクラスで5度の世界王者に輝いたレジェンドであるミック・ドゥーハンを父に持つ彼は今、父をトリビュートしたヘルメットを使用している。
ドゥーハンは父と同じ2輪レースの道ではなく、4輪レースの世界へ挑戦。2021年はFIA F3でランキング2位を獲得し、2022年にはF1直下のF2へとステップアップした。
ドゥーハンは2018年からレッドブルのサポートを受けていたが、今年からアルピーヌの育成プログラムへと乗り換え。この乗り換えの結果、ドゥーハンは父ミックが現役時のヘルメットカラー……赤、青、白のトリコロールカラーのモチーフをより大々的に表すことができるようになった。

現役時代のミック・ドゥーハン
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
父をトリビュートしたヘルメットデザインについて、ドゥーハンはF2サウジアラビア戦でこう語った。
「2019年からずっとそのデザインでやってきたんだけど、当然ながらヘルメットの大部分はスポンサーに割かれていたことで、結構制限を受けていたと言えるね」
「それで今年、僕はヘルメットデザインを全面的に任されたから、父のデザインをフル活用し、このレガシーを継承し続けることができた。この事は誇りに思っているよ」
「このヘルメットが、この目立つデザインが大好きなんだ。正直な所、これ以上何か求めるモノは無いね」
そして父ミックが、かつての自分のヘルメットデザインを継承していることを喜んでいたかを尋ねると、ドゥーハンはこう答えた。
「父は何か言ったわけじゃない。でも僕がデザインを変えることについて考えた時には、黒、白、青も選択肢にあったんだけど、父は『知ってるだろうけど、赤と白は凄い目立つぞ』といった感じだった」
「だから父は嬉しいとは言わないだろうけど、間違いなく、このオージーカラーとデザインを内心では気に入ってると確信している」
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