松下信治、F2ソチ戦を前にMPモータースポーツを離脱。後任にはアレジが加入
FIA F2第10戦ソチから、MPモータースポーツは松下信治に代わってジュリアーノ・アレジを起用することが明らかとなった。
Nobuharu Matsushita, MP Motorsport
Charles Coates / Motorsport Images
2020年のFIA F2は残すところ3ラウンドとなったが、第10戦ソチを目前に控えた9月22日(火)、MPモータースポーツが松下信治に代わってジュリアーノ・アレジを起用することが発表された。
今季はフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員として、HWAからF2に参戦していたアレジ。しかしFDAのライバル達が好成績を挙げる一方で、アレジは度重なるトラブルやマシンのパフォーマンス不足にも悩まされ、開幕戦レース1での6位が唯一の入賞となっていた。そんな中で彼はHWAを離れ、残る3ラウンドをMPモータースポーツで戦うこととなった。
MPモータースポーツは今季、F2参戦5シーズン目となるベテランの松下と、ルーキーのフェリペ・ドルゴビッチを起用。ここまで松下がレース1で1勝、ドルゴビッチがレース2で2勝を挙げるなど、見せ場を作っている。彼らは残る3ラウンドをドルゴビッチとアレジのコンビで戦う。
なお、HWAはアレジの後任として、同チームでFIA F3に参戦しているジェイク・ヒューズを昇格させる。
MPモータースポーツを離れることとなる松下は、“新天地で新たな挑戦をする”ことが決まっている模様。松下とチームは円満な形で関係を解消し、お互いの成功を祈っているとのことだ。
アレジはこの発表に際し、次のようにコメントした。
「MPモータースポーツと一緒に仕事をすることで、F2における新たな冒険を始められることをとても嬉しく思う」
「ソチでのレースがとても楽しみだし、マシンに乗るのが待ちきれないよ」
アレジはかつてフェラーリなどで活躍した元F1ドライバーのジャン・アレジを父に持つことで知られているが、今回の決断に至った経緯について、父ジャンはmotorsport.comに次のように語った。
「松下が離脱するということで、この機会が巡ってきたわけだが、私はこれがジュリアーノにとって良い形でシーズンを締めくくるチャンスだと思った」
「このチームは今年のレースで優勝して速さを証明しているし、もう少しグリッドの前の方で(息子を)露出させられるチャンスがある」
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