F2へレス:レース2はマルケロフ優勝。ポールから奮闘のパロウは8位
F2第10戦へレスのレース2は、ロシアン・タイムのアルテム・マルケロフが優勝を決めた。

FIA F2選手権の第10ラウンドのレース2がへレス・サーキットで行われ、ロシアン・タイムのアルテム・マルケロフが優勝を飾った。
ポールポジションは、今回がF2デビュー戦となっているアレックス・パロウ(カンポス・レーシング)。今季の全日本F3選手権を戦っていたドライバーだ。
セーフティカーに”技術的な問題”があったことによりスタートは15分ほど遅れたが、集中力を切らさず好スタートを決め、パロウがトップをキープした。また、18番グリッドスタートの松下信治(ARTグランプリ)は、スタートで5つポジションを上げ13番手となった。
パロウはファステストを叩き出して一気に後続を引き離し、3周を終えて3秒のリードを築いた。
しかし、2番手を走行していたジョーダン・キング(MPモータースポーツ)がエンジンブローで姿を消すと、パロウは築き上げたギャップを少しずつ吐き出す形となった。
レース中盤、一時は4、5番手を走行していたシャルル・ルクレールとアントニオ・フォッコのプレマ・レーシング勢が相次いでピットインしタイヤを交換。ルクレールはピットイン直前にずるずるとポジションを落とす場面が見られたが、コースに復帰してからは好ペースを刻み猛追を開始した。
21周目、パロウの背後には2番手のニコラス・ラティフィ(ダムス)以下、アルテム・マルケロフ(ロシアン・タイム)、オリバー・ローランド(ダムス)までのトップ4が完全に数珠つなぎとなった。
パロウは23周目についにマルケロフにトップを奪われると、24周目には次々とパスされ4番手まで後退した。
最後までタイヤを保たせたマルケロフがトップでチェッカー。ラティフィ、ローランドのダムス勢が表彰台に上がった。
完全にタイヤが終わってしまったパロウは8位でフィニッシュしたが、F2デビューとなったこのラウンドで連続入賞。レース1で優勝し、タイトルを決めたルクレールはソフトタイヤで4番手まで追い上げたが、ファイナルラップに順位を落とし7位でレースを終えた。松下は最終的にポイント圏外の11位でレースを終えた。
→【リザルト】FIA F2選手権第10戦へレス:レース2結果
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この記事について
シリーズ | FIA F2 |
イベント | Jerez |
ロケーション | サーキット・デ・ヘレス |