【F2スパ】レース2:セッテ・カマラがF2初優勝。松下は大クラッシュ
FIA F2スパ・フランコルシャンのレース2が行われ、セルジオ・セッテ・カマラがF2初優勝を飾った。

FIA F2スパ・フランコルシャンのレース2が行われ、MPモータースポーツのセルジオ・セッテ・カマラがF2初優勝を挙げた。
先に報じられた通り、昨日行われたレース1の結果が変更になった。優勝したシャルル・ルクレール(プレマ・モータースポーツ)と3位のオリバー・ローランド(ダムス)が車両違反により失格となり、2位のアルテム・マルケロフ(ロシアン・タイム)が繰り上がりで優勝となった。
マルケロフ以下の順位も変動し、8位がノーマン・ナトー(アーデン)、7位がロベルト・メリ(ラパックス)となって、彼らがレース2ではフロントロウからのスタートとなった。松下信治(ARTグランプリ)は16番手から、そしてルクレールとローランドはそれぞれ19番手と20番手からスタートした。
フォーメーションラップでは、ラルフ・ボシュング(カンポス・レーシング)がエンジンストールで動き出すことができず、マシンはピットレーンへ戻された。
スタートではセルジオ・セッテ・カマラ(MPモータースポーツ)が2列目から先頭を奪う。後方ではルクレールがアウト側から前を狙うもオーバーラン。しかしすぐにコースへ復帰した。それ以外の混乱はなく、オープニングラップを終えて先頭からセッテ・カマラ、ニック・デ・ブリーズ(レーシング・エンジニアリング)、ナトー、メリ、ルカ・ギオット(ロシアン・タイム)というトップ5となった。松下もふたつ順位を上げ、14番手につけた。
3周目に入る頃には、ルクレールは12番手まで順位を上げ、最後尾スタートのローランドも13番手まで順位を上げていた。またレースの半分を消化するころには、ルクレールはポイント圏内の8番手まで浮上した。
レース後半の14周目、エンジンの不調を訴えていたマルケロフがマシンをストップさせてしまう。
さらに15周目、12番手まで順位を上げていた松下がラディオンを登り切ったところで大クラッシュ。リヤのコントロールを失い、かなりの勢いでタイヤバリアに衝突し、マシンを大破させてしまった。松下はマシンから自力で降りたものの、メディカルカーに乗り現場を後にした。またこのクラッシュによりセーフティカーが出動した。
マシンの処理に時間がかかり、セーフティカー先導のまま最終ラップを迎え、そのままチェッカーとなった。スタートを成功させたセッテ・カマラがF2初優勝を挙げ、2位がデ・ブリーズ、3位がギオットとなった。以下ナトー、ルクレール、メリ、アントニオ・フォッコ(プレマ・モータースポーツ)、ローランドまでが入賞を果たした。
次戦は来週モンツァで行われる。
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この記事について
シリーズ | FIA F2 |
イベント | スパ・フランコルシャン |
ロケーション | スパ・フランコルシャン |
ドライバー | 松下 信治 |