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レースレポート

F2モンツァ・レース2:エイトケンが今季3勝目。松下ペナルティで3位は幻に

FIA F2モンツァラウンドのレース2が行われ、ジャック・エイトケンがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を挙げた。

Jack Aitken, Campos Racing

Jack Aitken, Campos Racing

Joe Portlock / Motorsport Images

 FIA F2選手権のモンツァ戦レース2が行われ、ジャック・エイトケン(カンポス)が優勝。松下信治(カーリン)は8番手スタートから3番手まで追い上げたものの、ペナルティを受けたことにより最終的には5位となった。

 直前に行われたF3のレースは、スタート当初こそ路面が完全なウエットコンディションだったが、レースが進行するに連れレコードラインが乾き、ドライコンディションへと近づいていっていた。

 そしてF2のレースが始まる頃にはすでにコースがほぼ乾き、気温は16℃、路面温度17℃というコンディションとなった。

 スタートを決めたのはポールポジションのジャック・エイトケン(カンポス)。抜群の蹴り出しでホールショットを奪うと、ジョーダン・キング(MPモータースポーツ)、カラム・アイロット(ザウバー/チャロウズ)がそこに続いた。なおターン1ではルカ・ギオット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がセルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)に軽く追突してしまい、フロントウイングにダメージを追ってしまった。

 オープニングラップを終えると、エイトケンとキングが若干抜け出す形に。キングはターン1でエイトケンにプレッシャーを掛けていくが、エイトケンはこれを抑えきった。

 レース1で優勝した松下信治(カーリン)はスタートの8番グリッドからポジションを上げることができず、3周目にはニコラス・ラティフィ(ダムス)に迫られてしまう。ただラティフィは一度松下に抑えられた後、ミック・シューマッハー(プレマ)によるオーバーテイクを許してしまい、10番手に後退した。

 エイトケンとキングは、3番手に浮上したアイロットに対し1秒以上の差をつけて進んでいく。ただキングには、早めにエイトケンに仕掛けろというチームからの無線が飛んでおり、キングは7周目のターン1で早速アクションに移った。イン側に飛び込んだキングがラインを押さえ、そのままオーバーテイク。続くふたつ目のシケインではエイトケンもやり返そうとするが、接触してコース外に弾き出される結果となった。

 その後ろではギオットとセッテ・カマラがターン1で接触。ギオットはフロントウイングを破損し、ピットインを余儀なくされた。セッテ・カマラはこのアクシデントによりリタイアとなった。またバーチャルセーフティーカー(VSC)が発令される状況となった。

 先頭ではキングとエイトケンのバトルが続いた。9周目にはエイトケンが反撃に転じ、キングをオーバーテイク。キングは抜き返すことができず2番手に後退した。

 11周目、エイトケンとキングは第2シケイン”ロッジア”に並走状態で入っていった。しかしエイトキンは止まりきれず、オーバーランしてしまう。またキングもイン側の縁石に乗り上げてしまい、タイムロス。この隙をついて、アイロットがポジションを上げることとなった。ただ、先頭はエイトケンのまま。しかし彼はコース外を走行してアドバンテージを得たため、ペナルティが科せられる可能性も考えられた。

 また5番手までポジションを上げていた松下に対し、VSC中の違反があったとして5秒間のタイム加算ペナルティが通知される。ポジションを上げていただけに、手痛い裁定だった。

 14周目になると、上位は5番手の松下までが0.6〜7秒ほどの等間隔で並ぶひと塊の集団となった。

 残り周回数が5周となった段階でも、先頭5台はテールトゥノーズ状態の激しいバトルを展開。特に松下のペースは良く、4番手のニック・デ・フリーズ(ARTグランプリ)との差をコンマ2秒まで詰めた。

 残り4周、ホームストレートからターン1へのブレーキングでデ・フリーズが大失敗。タイヤをロックさせ大きく白煙を上げ、シケインを直進してしまう。彼は芝生の上を走行し、ポジションをキープしてコースへ戻った。ただデ・フリーズのタイヤは汚れてしまっていたためペースが上がらず、松下に先行されてしまうことになった。

 また先頭を行くエイトケンには、ブレーキング中のライン変更に対し白黒旗による警告が掲示された。

 最終ラップ、アイロットがターン1への進入でブレーキをロックさせて直進し、更にスピンを喫して先頭集団から離脱。7番手までポジションを下げた。アイロットはこのミスでタイヤをパンクさせてしまい、最終的に12位でフィニッシュという結果になった

 先頭のエイトケンはアイロットの離脱もあり、2番手に3秒近い差をつけて余裕のトップチェッカー。今季3勝目を挙げた。

 2位はキング。終盤は松下の猛追を受けたが、それを抑えきって2位を獲得した。3位はデ・フリーズ。3番手でチェッカーを受けた松下が5秒のタイム加算ペナルティを受けた結果、繰り上がりで表彰台となった。

 その松下は最終的に5位。タイム加算ペナルティによって順位は下げたが、レース1に続けて好走を見せつけた。

Read Also:

【リザルト】FIA F2モンツァラウンド レース2

順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差 Mph ポイント
1 United Kingdom ジャック エイトケン Spain カンポス・レーシング 21 34'26.288     211.412 15
2 United Kingdom ジョーダン キング Netherlands MPモータースポーツ 21 34'29.052 2.764 2.764 211.129 12
3 Netherlands ニック デ・フリーズ France ARTグランプリ 21 34'32.818 6.530 3.766 210.746 10
4 China チョウ グアンユー United Kingdom ユニ・ヴィルトゥオーシ 21 34'33.90 7.612 1.082 210.636 8
5 Japan 松下 信治 United Kingdom カーリン 21 34'34.476 8.188 0.576 210.577 6
6 Germany ミック シューマッハー Italy プレマ・レーシング 21 34'34.829 8.541 0.353 210.541 4

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