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レースレポート

F2ソチ・レース1:デ・フリーズ完勝で今季王者に輝く。松下信治6位

FIA F2選手権第11ラウンドのレース1がソチ・オートドロームで行われ、ニック・デ・フリーズ(ARTグランプリ)が優勝。2019年のF2王者に輝いた。松下信治は6位だった。

Nyck De Vries, ART Grand Prix

写真:: Joe Portlock / Motorsport Images

 FIA F2選手権の第11ラウンド・ソチのレース1が行われ、ARTグランプリのニック・デ・フリーズがポール・トゥ・ウイン。2019年のF2王者に輝いた。

 今季圧倒的な強さで選手権をリードしてきたデ・フリーズ。ここソチでも速さを見せてポールポジションを獲得……チャンピオン決定の可能性もある状態で、決勝レースを迎えた。

 そのデ・フリーズは完璧な蹴り出しを見せてホールショットを決め、後続を引き離しにかかる。メインストレートエンドのターン2では、複数台のマシンがコースオフ。周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)とジュリアーノ・アレジ(トライデント)には5秒のタイム加算ペナルティが科された。また、ぐるりと回り込むターン3では、ミック・シューマッハー(プレマ)がイン側のラインを通る素晴らしい走りを見せ、一気に4台のマシンをオーバーテイクしてみせた。

 また、スーパーフォーミュラを欠場し、事故死したアントワーヌ・ユベールの後任としてアーデンのマシンをドライブすることになったアーテム・マルケロフは、1周目でストップ……このマシン回収のため、バーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言されることになった。

 VSCが解除された後も、デ・フリーズは好ペースで飛ばし、後続との差を開いていく。しかし、彼が履いていたタイヤはスーパーソフト。4周目あたりから、ガクリとペースが落ちる。スーパーソフトタイヤを履いてスタートした他のマシンも同様だった。

 一方で、ミディアムタイヤを履いてスタートした面々は、スーパーソフトタイヤに苦しむマシンを次から次へとオーバーテイク。その筆頭はルカ・ギオット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)で、みるみるうちにポジションを上げた。シューマッハーや10番手スタートの松下信治(カーリン)もミディアムタイヤでのスタートだった。

 スーパーソフトタイヤでスタートしたドライバーたちは、規定された最少周回数の6周を走り、たまらずピットイン。ミディアムタイヤに交換した。

 この段階ではギオットが先頭。その後方をマツェピン、シューマッハー、松下が負う展開となった。ただシューマッハーは、ターン13でタイヤをロックさせるミス。これが影響して松下に詰め寄られてしまい、オーバーテイクを許すこととなった。その後11周目には、マシンのリヤから白煙(オイルと思われる)を吹き、最終的にはリタイアとなっている。

 ギオットや松下は、ピットインを極力遅らせる戦略を採る。結局松下がピットインしたのは23周目で、6番手でコースに復帰。ギオットは24周目にピットインして、3番手でコースに戻った。

 ピットストップ後、当初は好ペースで走っていたギオットや松下だが、スーパーソフトタイヤのライフは想像以上に短く、一気にペースダウン。松下はセルジオ・セッテ・カマラ(DAMS)に勝負を挑むことができず、またギオットはルイ・デレトラ(カーリン)に抜かれてしまい、表彰台を逃すことになった。

 結局デ・フリーズは、後続に4.9秒の差をつけてトップチェッカー。3レースを残して2019年シーズンのF2チャンピオンを決めた。2位にはニコラス・ラティフィ(DAMS)、3位にはデレトラが入った。

 ミディアムタイヤで引っ張り、レース中盤をリードしたギオットは結局4位。松下は6位でのフィニッシュとなった。佐藤万璃音(カンポス)もミディアムタイヤでのスタートを選択したが、結局16位に終わっている。

順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差 Mph ポイント
1 Netherlands ニック デ・フリーズ France ARTグランプリ 28 54'12.087     181.041 25
2 Canada ニコラス ラティフィ France ダムス 28 54'17.005 4.918 4.918 180.767 18
3 Switzerland ルイ デレトラ United Kingdom カーリン 28 54'18.082 5.995 1.077 180.708 15
4 Italy ルカ ギオット United Kingdom ユニ・ヴィルトゥオーシ 28 54'19.694 7.607 1.612 180.618 12
5 Brazil セルジオ セッテ・カマラ France ダムス 28 54'23.465 11.378 3.771 180.410 10
6 Japan 松下 信治 United Kingdom カーリン 28 54'32.451 20.364 8.986 179.914 8
7 United Kingdom ジャック エイトケン Spain カンポス・レーシング 28 54'39.490 27.403 7.039 179.528 6
8 Russian Federation ニキータ マゼピン France ARTグランプリ 28 54'40.659 28.572 1.169 179.464 4

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