F2ハンガロリンク予選:雨中のアタック合戦をデ・フリーズが制す。松下8番手
FIA F2のハンガロリンク戦の予選が行われ、ARTグランプリのニック・デ・フリーズがポールポジションを獲得。ルカ・ギオット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)が2番手につけた。松下信治(カーリン)は8番手だった。
写真:: Joe Portlock / Motorsport Images
FIA F2のハンガリーラウンドの予選が行われ、ARTグランプリのニック・デ・フリーズがポールポジションを獲得した。
直前に行われたF1のフリー走行2回目から降り始めた雨はさらに強まり、FIA F2の予選も完全なウエットコンディションでスタートした。そのため、各車はレインタイヤを装着し、カーリンの松下信治を先頭に、続々とコースインしていった。
しかしセッション開始直後、ARTグランプリのニキータ・マツェピンがターン6〜7のシケインでスピンし、コース中央にマシンを停めてしまう。これで赤旗が掲出され、セッションが一時中断されてしまった。
セッション再開後、各車が続々とコースイン。ニック・デ・フリーズ(ARTグランプリ)が1分50秒820を計測し首位に立つ。ユニ-ヴィルトゥオーシのルカ・ギオットが0.089秒差の僅差に迫るも、3番手ミック・シューマッハー(プレマ)以下は2秒以上遅れる状況が続いた。
残り20分というところで、松下信治がペースアップを果たし、一気に5番手まで上げた。ただこれをシューマッハーらが上回っていく。
ギオットは2度目のアタックで自身のタイムを更新するが、その上げ幅は僅か。デ・フリーズから0.061秒差となった。
残り15分を切る頃から各車がピットインし、タイヤ交換を行う。しかしこのタイミングで、ニコラス・ラティフィ(DAMS)がタイムアップ! 1分50秒578で首位に立ち、セッション折り返しを迎えた。松下はこの時点で12番手だった。
残り10分という段階で、各車が2度目のコースインを開始。路面コンディションは回復の兆しを見せ、まずシューマッハーが1分50秒768で2番手に浮上してみせる。
シューマッハーに抜かれ3番手に落ちたデ・フリーズは、2度目の走行最初のアタックで全セクター全体ベストのタイムを並べ、1分49秒809を記録。一気に首位に立つ。ギオットとジャック・エイトケン(カンポス)もセクターベストをマークする走りを見せたが、ギオットは2番手に浮上したものの、エイトケンは7番手止まりとなった。松下はセクター1とセクター3を自己ベストで走ったが、セクター2でタイムロスを喫し、8番手でアタック最終ラップを迎えた。
ただ、最後のアタックで大きくタイムアップするドライバーはおらず、結局デ・フリーズが首位をキープしポールポジションを獲得。以下ギオット、ラティフィ、シューマッハーと続いた。松下は最後のアタックで1分51秒408を記録したが、結局8番手のままだった。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ニック デ・フリーズ | ARTグランプリ | 13 | 1'49.809 | 143.627 | ||
2 | ルカ ギオット | ユニ・ヴィルトゥオーシ | 13 | 1'50.036 | 0.227 | 0.227 | 143.331 |
3 | ニコラス ラティフィ | ダムス | 13 | 1'50.578 | 0.769 | 0.542 | 142.628 |
4 | ミック シューマッハー | プレマ・レーシング | 12 | 1'50.748 | 0.939 | 0.170 | 142.409 |
5 | ルイ デレトラ | カーリン | 14 | 1'50.853 | 1.044 | 0.105 | 142.274 |
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