ミック・シューマッハー、今季初優勝でタイトルへ大きく前進「勢いは僕たちにある」
FIA F2で今季初優勝を果たしたミック・シューマッハーは、勢いが自分たちにあると感じており、チームとの信頼関係の高さを強調した。

ミハエル・シューマッハーがフェラーリでイタリアGPを制し、電撃的なF1引退発表をしてから14年。モンツァのポディウムの頂点にシューマッハーの名前が帰ってきた。
2020年のFIA F2第8戦モンツァのレース1では、プレマのミック・シューマッハーが7番グリッドスタートから優勝。今季初勝利を挙げると共に、F2のレース1では初めての勝利となった。
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ミックは予選でも好調な走りを見せていたが、セッション終盤にアスカリシケインでスピン。赤旗の原因を作ってしまい、自身もタイムを伸ばせず7番手となった。しかしながら彼はスタートで2番手に浮上すると、ピットを終えた後は事実上のトップに浮上し、そこからはレースをうまくコントロールして勝利を掴んだ。レース後の記者会見で彼はこう語った。
「最高の気分だよ。フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員としてここでドライブし、優勝できるのはとても名誉なことだ。それに加えて、イタリアのチームで優勝できたことはさらに特別だ」
「昨日のインシデントの後、チームのみんなは素晴らしい仕事をしてマシンを準備してくれたので、今回獲得できたポイントはそんな彼らにふさわしいものだと思う。今日の勝利は彼らのおかげだし、誇りに思うよ」
ミックは直近6レースで5度表彰台を獲得するなど中盤戦に入り抜群の安定感を見せており、今回レース1を制したことでランキング首位とわずか3点差の3番手に浮上した。ランキング4番手の角田裕毅(カーリン)も含め、タイトル争いは11点差以内に上位4人がひしめく大混戦となっている。
同じフェラーリ育成のライバルであるロバート・シュバルツマン(プレマ)、カラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)を射程圏内に捉え、タイトル獲得も現実味を帯びてきたミックだが、自身の勢いを実感しているかと訊かれた彼はこう返した。
「かなり離されていても(タイトル獲得が)可能だということは、これまでのカテゴリーでも証明されていると思う。とにかく一貫性が必要なんだ。満足できる仕事をして、チームと良い関係を築くんだ」
「チームと一緒に仕事をしていると、これまで以上に安心感を感じる。信頼関係はとても強いし、それが今、形となって表れていると思う。これまでのハードワークの積み重ねが、今の僕たちを強くしていると思う」
「確かに勢いは今僕たちにあるから、あとはこの調子をキープしてベストを尽くすだけだ」
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