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レースレポート

F2バルセロナレース1:松下信治、18番手スタートから驚異の大逆転優勝! 角田裕毅は4位

FIA F2第6戦バルセロナのレース1が行なわれ、18番手スタートの松下信治が大逆転で今季初優勝を挙げた。

Nobuharu Matsushita, MP Motorsport, 1st position, celebrates on the podium with his team mate

Nobuharu Matsushita, MP Motorsport, 1st position, celebrates on the podium with his team mate

Mark Sutton / Motorsport Images

 FIA F2第6戦バルセロナのレース1が、スペインのカタルニア・サーキットで行なわれた。37周のレースを制したのは、松下信治(MPモータースポーツ)で、18番手スタートからの大逆転劇を見せた。角田裕毅(カーリン)も終盤まで優勝を争い、4位入賞を果たした。

 前日に行なわれた予選でポールポジションを獲得したのは、ポイントリーダーのカラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)。4ポイントを加算してランキング2番手以下との差を広げた。2番グリッドには現在ランキング3番手のロバート・シュバルツマン(プレマ)がつけた。日本勢は角田が6番グリッド、佐藤万璃音(トライデント)が16番グリッド、松下が18番グリッドからのスタートとなった。

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 スタートではシュバルツマンが飛び出し、トップに浮上。アイロット、ミック・シューマッハー(プレマ)が続いた。角田は7番手だ。

 後方ではターン4でマーカス・アームストロング(ARTグランプリ)が単独コースアウト。グラベルにマシンを停める形となってしまい、オープニングラップからセーフティカーが出動した。

 レースは3周目から再開。角田は6周目のターン1でジャック・エイトケン(カンポス)をオーバーテイクして6番手にポジションを戻した。角田はその周の終わりにピットインしてタイヤを交換。上位陣では真っ先に動いた形となった。

 8周目のターン1ではアイロットがシュバルツマンを交わしてトップに。この周にはシュバルツマンと周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がピットインした。首位のアイロットはその間にプッシュし、ファステストラップを記録した後にピットに向かった。

 タイヤ交換組のトップに立つアイロットはここでもファステストラップを更新しながらプッシュ。まだタイヤ交換を終えていないマシンを続々とパスしていった。一方の角田はさほどペースを上げず、前を行く周から離される展開となった。

 レースは折り返しの19周目を迎え、ハードタイヤでステイアウトするシューマッハー、ニキータ・マゼピン(ハイテック)、ダニエル・ティクトゥム(DAMS)、アーテム・マルケロフ(HWA)、松下がトップ5を形成。その後ろにはタイヤ交換済勢のトップであるアイロット、シュバルツマン、フェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)がつけた。

 このあたりからシューマッハーはペースがガクンと落ち始め、アイロットが1分34秒台で周回する一方で1分38秒台までペースを落とした。角田はタイヤ交換を終えた当初から一貫して1分35秒台のタイムを刻み、ペースと落とし始めたライバルとの差を詰め始めた。

 早い段階でペースが落ちたシューマッハーは23周目にたまらずピットイン。残り14周でソフトタイヤへと交換し、13番手でコースに復帰した。

 アイロットは24周目にピットインを終えていないマゼピンをオーバーテイク。トップに浮上した。そんな中、25周目には他車と交錯したジュリアーノ・アレジ(HWA)がターン10でスピンし立ち往生。セーフティカーが出動することとなった。

 このタイミングでステイアウトしていたマゼピン、松下らはもちろんのこと、既にタイヤ交換義務を消化しているアイロット、シュバルツマンらもここをチャンスと見てか、続々とピットインしてタイヤを交換した。しかしそんな中、角田はここでステイアウトを選択。7周目から履き続けているタイヤで最後まで走りきることを選んだ。

 これにより、角田が先頭に。アイロットが2番手、そして松下が3番手に浮上した。

 残り9周からレースが再開。角田はリスタートをうまく決め、トップでターン1に飛び込んだ。しかしソフトタイヤを履くアイロットらのペースが圧倒的に速く、角田は激しくプレッシャーをかけられる展開となった。

 そして残り8周、松下がアイロットとの激しいバトルを制し、オーバーテイク。ついに2番手に浮上し、角田、松下という日本勢のワンツー体制が出来上がった。

 そして残り6周、ターン1への飛び込みで松下が角田を交わし、トップが交替。角田はその直後シュバルツマンにも交わされ3番手に落ちたが、ターン3でロイ・ニッサニー(トライデント)がクラッシュ。これで2度目のセーフティカー出動となった。

 レース時間が上限の60分を超えたため、ファイナルラップ1周のみレースが再開となった。タイヤが厳しい角田は後続から総攻撃を受け、順位を落とすこととなった。

 松下はそのままトップでチェッカー。18番手グリッドから抜群のタイヤマネジメントで上位に顔を出し、最後は運も味方につけて今季初優勝を遂げた。

 2位にはシュバルツマンが入った。マゼピンは3番手でチェッカーを受けたが、彼は5秒のタイムペナルティを受けて後退。周が3位、角田は4位という結果となった。終盤までレースを掌握していたアイロットは5位、6位シューマッハー、7位ドルゴビッチ、8位ルカ・ギオット(ハイテック)、9位ティクトゥム、10位ルイ・デレトラ(チャロウズ)までが入賞となった。

 

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