F2バクー:レース1はシュバルツマンが他を寄せ付けず完勝。佐藤万璃音は18位
FIA F2第3ラウンドのレース1が行なわれ、プレマのロバート・シュバルツマンが優勝した。佐藤万璃音は18位だった。

2021年FIA F2第3戦のレース1がアゼルバイジャンのバクー市街地コースで行なわれた。優勝したのはロバート・シュバルツマン(プレマ)だった。
前日の予選結果のトップ10をリバースグリッドとし、21周のスプリントレースとして行なわれるレース1。ポールポジションには予選10番手の・シュバルツマン、2番グリッドには同9番手のユアン・ダルバラ(カーリン)が並んだ。予選19番手の佐藤万璃音(トライデント)は、フリー走行時の違反により3グリッド降格ペナルティを受けていたが、他のドライバーにもペナルティが出された影響などもあって20番グリッドからのスタートとなった。
レースはスタート直後から波乱の様相を呈した。ターン2では、フェリペ・ドルゴビッチ(ユニ-ヴィルトゥオーシ)に追突されたオスカー・ピアストリ(プレマ)がリアム・ローソン(ハイテック)を押し出す形となり、ローソンがバリアに刺さってしまった。予選でトップタイムを記録してレース3のポールポジションを確保しているローソンだが、これでレース1は無得点に。また絡んだピアストリ、そしてHWAのジャック・エイトケン、アレッシオ・デレッダもマシンを止め、いきなり4台が戦列を離れた。
ローソンのマシンを回収するためにセーフティカーが入った後、5周目からレースが再開された。ポールポジションスタートのシュバルツマンはリスタートもうまく決めて独走態勢に。その後はセーフティカーが出るような大きなインシデントはなく淡々とレースが続いていき、9周目にダルバラに代わって2番手に立った周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)、そしてその周を12周目にオーバーテイクしたダニエル・ティクトゥム(カーリン)のいずれもシュバルツマンとの差を縮めることはできなかった。
シュバルツマンは結果的に1度も首位を譲ることなく、2番手以下に5秒以上の差をつけてトップチェッカー。今季初優勝を挙げた。2位にはティクトゥムが入り、周は3位でポイントリーダーの座をキープした。
4位はダルバラで、5位は前戦モナコのフィーチャーレースを制したテオ・プルシェール(ARTグランプリ)。プルシェールは開幕戦レース1こそ無得点だったが、その後6レース連続での入賞となった。6位はこちらもモナコ戦から好調のラルフ・ボシュング(カンポス)で、以下マーカス・アームストロング(DAMS)、ユーリ・ヴィップス(ハイテック)までがポイント獲得となった。
佐藤はオプションタイヤであるスーパーソフトタイヤでスタートするという変則的な戦略を採ったが、ペースが上がらず最後尾に落ちて13周目にピットイン。ミディアムタイヤに交換して18位でフィニッシュした。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | |
|
21 | - | 15 | |||
2 | |
|
21 | 5.100 | 5.100 | 5.100 | 12 | |
3 | |
|
21 | 8.800 | 8.800 | 3.700 | 10 | |
4 | |
|
21 | 10.300 | 10.300 | 1.500 | 8 | |
5 | |
|
21 | 11.000 | 11.000 | 0.700 | 6 | |
6 | |
|
21 | 13.100 | 13.100 | 2.100 | 4 | |
7 | |
|
21 | 14.400 | 14.400 | 1.300 | 2 | |
8 | |
|
21 | 14.500 | 14.500 | 0.100 | 1 | |
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