F2シルバーストン・レース2:フェルシュホー、ポール・トゥ・ウィンで初勝利。佐藤万璃音は16位
FIA F2第4戦シルバーストンのレース2が行なわれると、リチャード・フェルシュホーがF2初優勝をポール・トゥ・ウィンで果たした。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
シルバーストン・サーキットでFIA F2第4戦のレース2が行なわれた。優勝はリチャード・フェルシュホー(MPモータースポーツ)で、F2初優勝だ。
レース2のスターティンググリッドは、レース1の上位10名がリバースグリッドで並んでスタートする形。ポールポジションはフェルシュホー、2番手にマーカス・アームストロング(DAMS)、3番手がダニエル・ティクトム(カーリン)という並びだ。
全21周のレースがスタートすると、順当にポールのフェルシュホーがホールショットを奪い、アームストロング、ティクトゥムがそこに続いた。
ただ1周目にはラルフ・ボシュング(カンポス)、アレッシオ・デレッダ(HWA)が絡むクラッシュがコプス(ターン9)で発生。これにより早くもセーフティカーが出動した。
4周目でセーフティカーランが終了。リスタートではフェルシュホーがしっかりと先頭を守り、隊列にも大きな動きはなかった。
そして6周目、ユアン・ダルバラ(カーリン)とベント・ビスカール(トライデント)がストウコーナーに横並びで入ると、イン側のダルバラが挙動を乱して2台が接触。ビスカールがグラベルにマシンを止めたことで、再びセーフティカーが出動した。なおダルバラは一度ピットに入りレースへ復帰したが、この接触で10秒のタイムペナルティが与えられている。
2度目のセーフティカーは10周目で解除。ここでもフェルシュホーは先頭を守り、2番手のアームストロング以下に対する差を徐々に拡大。1秒以上の差を築いた。
逃げるフェルシュホーの後ろでは、アームストロングとティクトゥムが2番手を争った。16周目にはティクトゥムが並びかける状況となったが、オーバーテイクには至らず。その後もティクトゥムはアームストロングにプレッシャーをかけ続けたが、追い抜くことはできなかった。
レース2はフェルシュホーが一度もライバルを寄せ付けずにポール・トゥ・ウィンを達成。2位はアームストロング、3位はティクトゥムだ。
日本人ドライバーの佐藤万璃音(トライデント)はレース2を18番手からスタート。最終的に16位でフィニッシュを果たしている。
18日(日)に行なわれるレース3は、16日の予選順位でグリッドが決定。ポールポジションはオスカー・ピアストリ(プレマ)、2番手に周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)、3番手にはフェルシュホーという並びとなっている。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | リチャード フェルシュホー | MPモータースポーツ | 21 | - | 15 | |||
2 | マーカス アームストロング | DAMS | 21 | 1.200 | 1.200 | 1.200 | 12 | |
3 | ダニエル ティクトゥム | カーリン | 21 | 2.300 | 2.300 | 1.100 | 10 | |
4 | オスカー ピアストリ | プレマ | 21 | 7.700 | 7.700 | 5.400 | 8 | |
5 | リアム ローソン | ハイテック | 21 | 12.100 | 12.100 | 4.400 | 6 | |
6 | Jüri Vips | ハイテック | 21 | 14.800 | 14.800 | 2.700 | 4 | |
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