岩佐歩夢、ライバル相手に約0.4秒の差をつける圧倒的PPも満足せず「まだ完璧ではないです」
岩佐歩夢(DAMS)は、ハンガロリンクで行なわれたFIA F2の第10戦ブダペスト・ラウンドの予選で、圧倒的な速さで自身初のポールポジションを獲得した。しかし岩佐は、まだ完璧ではないと語る。
写真:: Red Bull Content Pool
FIA F2の第10ラウンドの予選がハンガロリンクで行なわれ、DAMSの岩佐歩夢がポールポジションを獲得した。2番手となったマーカス・アームストロング(ハイテック)に0.381秒もの差をつける、圧倒的な速さだった。しかもこれが、岩佐にとってはF2で初のPP獲得ということになった。
前戦ポール・リカール戦のフィーチャーレースでF2初優勝を手にした岩佐が、その勢いをこのハンガロリンク戦の予選にも続けてみせた。
岩佐は予選最後のアタックで、素晴らしいペースを披露。手強いライバルたちを相手に、0.4秒近い差をつけてみせた。
「後ろとの差にはちょっとびっくりしたんですけど、最後のアタックまではかなり緊張しました。それまではポールポジションには程遠かったですし、1周をまとめることができていませんでしたから。なのでかなり緊張したんです。でも最後のプッシュで、ようやくまとめることができました」
岩佐は予選後の公式会見でそう語った。
「マシンは、最初の走行ではかなりナーバスでした。いくつかの変更を加えたところ、2回目の走行ではマシンがうまく機能していました。だから、全てが良くなったと思います。かなり良いラップでした」
岩佐は以前から、ハンガロリンクは特に好きなコースだと公言してきた。それもあり、自信を手に予選に挑むことができたという。
「実はここが一番好きなサーキットなんです。ここのようなテクニカルなサーキットが好きなので、ドライビングスタイルには自信がありました。そしてフリー走行でも、マシンのポテンシャルの高さを実感できていましたから、ポールポジションを獲る自信もあったんです」
「でも最初の走行では、とても難しいかもしれないと思いました。マシンのセットアップをうまく調整することができたと思いますし、セッションを通じてドライビングを改善することもできました」
圧倒的な速さでPPを獲得した岩佐。しかし、まだまだ完璧だったわけではないと語った。
「タイヤのウォームアップが、かなり悪かったです。タイヤの温度を上げようとしましたが、それが問題のひとつだったと思いますが、(最初のアタックは)僕のドライビングも完璧とは程遠かったです……本当にミスが多かったです。例えば、最初の走行の最初のプッシュでは、ターン1でいきなりロックアップしてしまいました。その後、ドライビングの面ではどんどん良くなっていきました」
「良くはなっていきましたけど、セッションは僕にとって完璧ではありませんでしたから、改善する必要があると思います。だから、まだまだ完璧ではありません。今回の結果には満足していますが、まだ改善すべきところがあります」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments