F2シュピールベルグ予選:岩佐歩夢、終盤渾身のアタックも4番手まで。ベスティがPP獲得
レッドブルリンクでFIA F2のシュピールベルグ戦の予選が行なわれ、ARTグランプリのフレデリック・ヴェスティがポールポジションを獲得。岩佐歩夢(DAMS)はセッション終盤に渾身のアタックを披露し、4番手となった。
FIA F2のシュピールベルグラウンドの予選が行なわれ、フレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)がポールポジションを獲得した。
気温19度、路面温度40度というコンディションで始まった予選。各車とも慎重にタイヤを温め、温まったとみるや連続でタイムアタックを行なっていった。
1分15秒台、そして14秒台へとタイムアップしていく中、1セット目のタイヤでの走行が終わった段階で首位に立ったのはジャック・ドゥーハン(ヴィルトゥオーシ)。1分14秒414と、2020年のポールポジションタイムを早くも上回り、2番手フェリペ・ドゥルゴビッチ(MPモータースポーツ)に0.4秒の差をつけた。なお今季持ち込まれているタイヤはミディアムとスーパーソフトだが、2020年のタイヤはソフトとハードであり、タイムが向上するのは当然といえば当然だ。
岩佐歩夢(DAMS)は1回目の走行を終えた段階で1分14秒870の6番手。後方から白煙を吹き上げるシーンもあったが、走行を続けることができた。佐藤万璃音(ヴィルトゥオーシ)も11番手とまずまずの位置につけた。
なお2番手ドゥルゴビッチ以降は10台以上が0.4秒以内の僅差で続く、大混戦となった。
残り間も無く10分というところで、各車ともタイヤを履き替えてコースイン。セッション終盤のアタック合戦へと突入していく。
2回目のアタックでは、各車とも2020年のポールポジション記録をあっさり上回るタイムを連発。1回目のアタックでは、ベスティが1分14秒123でトップタイムを記録した。2回目のアタックでもこのタイムを誰も上回ることができず、各車ともピットに戻った。
しかし、まだ諦めていない男がいた。岩佐である。岩佐は3回目のアタックを敢行。セクター1でマシンをスライドさせつつも自己ベスト、セクター2で全体ベストを記録し、ポールポジション獲得も視野に入ってきた。しかしセクター3が振るわず、1分14秒307で4番手止まりとなった。
結局ベスティがポールポジションを獲得。2番手にユーリ・ヴィップス(ハイテック)、3番手にローガン・サージェント(カーリン)が入り、4番手岩佐となった。佐藤は18番手だった。急遽参戦のロベルト・メルヒ(カンポス)は21番手だった。
なお土曜日のスプリントレースは、予選トップ10がリバースグリッドでのスタートとなるため、マーカス・アームストロング(ハイテック)がポールポジション、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)がフロントロウ2番手に並ぶことになった。
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